人の身体に含まれる水分ってどれくらいかご存知ですか?実は大人で体重の約60~65%が水分で、子どもで約75%、新生児で約75%、そして歳を取ると約50~55%と減って行くのですが、それでも人間の身体って50%以上が水分なのです。
そして体重の2%、体重50kgの人でたった約1Lの水分が奪われただけでも口や喉が渇き、人によっては食事が取れなくなってしまいます。そして6%も失われると今度は頭痛や吐き気と言った症状に襲われ、10%も失われると筋肉の痙攣が起こったり循環器不全や腎不全と言った重篤な状態に陥ってしまいます。
それほど水と言うのは人間の体にとって重要でかつ必要不可欠なものですので、古来より人は水のない砂漠地帯でもどうやって水を得る事ができるのかを考えてその方法を編み出してきました。
そしてこの「Fontus」も水気のない所で水を作る事ができるまさに現在の魔法の機械なのです。
では「Fontus」はどうやって水を作り出しているのでしょうか?そのヒントは除湿器にあります。
除湿器は文字通り、空気中の水分を減らしてくれるものです。除湿器にはコンプレッサー方式とデシカント方式の2つの方式がありますが、前者空気を冷やして空気から水分を取り除きます。ちょうど氷水の入ったコップを机の上においておいてコップの周りが結露して水滴がつくのと同じ原理です。
もう1つのデジカント方式は除湿剤を使って水分を一度吸着させ、それを熱して吸着した水分と一度蒸発させてまた冷やして水分を回収すると言うかなり手間のかかる方法です。
そしてこの「Fontus」はコンプレッサー方式を採用していますが、実際にコンプレッサーが入っているわけではなく、ペルチェ素子を貼り付けたヒートシンク(放熱板)を冷やして水分を空気中から分離して回収する方式を取っています。
また回収した水はちゃんとフィルターでろ過しミネラルを添加していますから、飲み水としては最高の水を作り出す事ができます。ただ雪が積もるような冬場では「Fontus」は使えませんので注意が必要です。
そして「Fontus」には2種類のタイプが用意されています。1つは普通の水筒タイプの「Fontus AIRO」、もう1つは自転車に装着できる「Fontus RYDE」です。
「Fontus AIRO」は水筒を覆うカバーが実はソーラーパネルになっており、このソーラーパネルで発電するかUSBバッテリーを接続する事で水を精製する事ができます。
使い方は水筒を覆っているソーラーパネルを外してUSBコネクターをコントローラーに接続し、ソーラーパネルが太陽の光を受ける様に設置すれば太陽が当たって発電できていればずっと水を作り続けてくれますし、もし夜間等に水を作りたい場合はモバイルバッテリーを接続しておけば太陽が照っていなくても水を作る事ができます。
もう1つの「Fontus RYDE」はマジックテープで簡単にフレームに固定できるもので、ペットボトルを差し込むベースそのものにソーラーパネルが貼られていますので、晴れていれば常に水を精製してくれます。
日本では比較的どこでも水を手に入れるのに苦労する事はありませんが、例えば富士山に登ったり、アルプス山脈に登ったり、山間部をハイキングしたり自転車でサイクリングしたりする様な場合では水を確保する事ができませんから、この「Fontus」はきっとあなたの役に立ちますよ。
詳細については下記URLをご覧ください
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