雲台って何だかご存じですか?元々はモノを乗せる台の事を言うのですが、普通雲台と言うとカメラや双眼鏡等を三脚に固定して自由な方向に向ける事ができる台の事を指します。
その雲台にも色々な雲台があり、3way用雲台(上下左右(パン・チルトの他に角度を微調整できる)、自由雲台(ボールヘッド雲台:接続がボールジョイントなのであらゆる方向へ自由に動かせます)、ビデオ雲台(パン・チルト方向のみ)が代表的な雲台なのですが、これら雲台は全て人の手で動かさなければならず例えば一定スピードで走ってランナーや車を撮影する場合、ランナーはまだ遅いので人の手で追ってもフレームアウトする事はありませんが、時速200km程度で前を通過する車をフレームアウトする事なくしかもフレームの真ん中に固定したまま車を追いかけて撮影しようとすると一定のスピードで動かさないとすぐに車はフレームの中心から移動してしまいます。
ですが、そう言う撮影を人の手で行うのは難しく機械に任せた方が正確で失敗がありませし、それができるのがモーターで動く電動雲台なのですが、その電動雲台をスマートフォンを使って緻密に制御できる電動雲台がこの「Astro Core」です。
この「Astro Core」はバッテリー内蔵の1軸の電動雲台で、可動範囲は360°でBluetoothで接続したスマーフォンに「Astro Core」制御用の専用アプリケーションをインストールする事で「Astro Core」の動きとシャッターを制御する事ができます。
では実際にアプリケーションを使った「Astro Core」動きの制御や設定はと言うとよくあるスマートフォンで制御できる電動雲台と同じで、リアルタイムでのマニュアル制御ができる他に、例えば1分に1度ずつローテーションするだとか、1時間に10度動かすと言った時間と角度を設定して動かす事もできますし、それと連動してシャッターも時間を設定して切る事ができます。
そしてその他にもこの「Astro Core」には動きをプログラミングする”ジェスチャープログラミング”と言う方法がありこのプログラミングの仕方が非常に斬新です。
そのプログラミング方法はどうするのかと言うと、スマートフォンを動かす事でアプリケーションがそのスマートフォンの動きを記録して「Astro Core」を動かす為のモーションプログラムに変換してくれるのです。
つまり放物線を描くような動きだとか、ウェーブする動きだとか、これを数値化して滑らかに「Astro Core」が放物線を動く様にプログラムして行くと言うのは大変ですし、実際に動かしてみては思い通りの動きをしているか確認して、そうでなければ再度数値を入れ直すと言う作業が必要になり、本来の目的である写真撮影よりも「Astro Core」の動きのプログラミングと言う方に殆どの時間を取られてしまいます。
ですからその無駄な時間をできるだけ無くして撮影に専念できる様にこの「Astro Core」はスマートフォンをカメラの動きに合わせて動かす事で簡単にプログラミングできる様になっています。
ですが「Astro Core」は1軸なので上下か左右、どちらかに動く様にしかセットできませんが、「Astro Core」を2つ使用する事でパンとチルト方向両方へ動かせる様になり、より複雑な動きをさせる事ができますし、シャッターもリモートシャッターケーブルで「Astro Core」とカメラを接続する事でシャッターも制御できる様になっています。
なお、「Astro Core」の詳細なスペックについては下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/901931860/astro-core-motion-control-made-simple
お願いします。AstroCoreをiPhoneで制御するアプリのダウンロード先のアドレスを教えていただけませんでしょうか?
初めまして。小生はBeckerではない為にBecker向けのUpdateを見る事ができないのですが、Adnroid版もiOS版もまだβ版でAppStore等にはまだ登録されていないみたいですが、β版は配布されている様なのでUpdateをご覧になって見てはいかがでしょうか?