一緒に連れて行く事ができないペットを飼っていると、長期間の旅行と言うのは無理です。
特に熱帯魚をはじめとした水中生物は水槽ごと動かす事も大変ですのでペットホテルに預けると言う事もできません。
ですが最近では自動餌やり機をはじめ、水草も一緒に育てている方はタイマー等を使い二酸化炭素の注入やLED照明等の制御も自動化できる様になっていますので、水替えを除いてはある程度の部分は自動化できる様になっていますので、短期旅行しても大丈夫なのですが、今年の夏の様に気温が40℃超えの日が連続して続くとそうも言ってられません。
あんなに気温が高くなると水温も少なからず上がりますので、その環境変化で魚のみならず水草にも大きなダメージをもたらし、水質(ph値)が大きく変わるとそれこそ病気が蔓延して一気に死んでしまうかもしれません。
そこで今回はタイマーだけでなく様々な外部センサーを利用し、環境の変化に応じて水槽をコントロールする事が可能なアクアリウムコントローラー「FELIX」をご紹介致します。
まずこの「FELIX」は、水槽をコントロールする為に本体と、オプションになっている360°カメラの2つの製品から構成されており、スマートフォンにインストールする専用のアプリケーションで様々な事ができる様になっています。
まず水槽をコントロールする「FELIX」ですが、FELIX Lite”と”FELIX Pro”の2種類があり、”FELIX Lite”にはコンセントが3つとUSBポートが2つ、”FELIX Pro”にはコンセントが8つとUSBポートが6つ備わっています。
コンセントはタイマーやUSB端子に接続した水温、phセンサー等の情報によってコンセントに接続した様々な機器を自動制御する事ができ、その制御はスマートフォンを使って細かに設定可能です。
例えば餌やり機では電池式でタイマーで餌やりする事ができるタイプもありますが、電池切れを起こしたり、エサが湿気で固まってしまい落とせない様な場合はどうしてようもありませんが、そう言う時にACコンセントを使ったタイプの餌やり機でしたらエサが固まって落ちない様な場合はスマートフォンからリモート操作で何度か動かしてトライしてみると言う事ができます。
また水温の管理に関しては冬場はサーモスタットのヒーターがあるのでヒーターが故障しない限り気にしなくても大丈夫ですが、夏場の温度上昇はファンでも回して冷却するかラジエターを使って循環させている水を冷却するしかないのですが、冷却し過ぎは特に熱帯魚にはNGです。
そこで温度センサーを利用してファンやラジエターの動作を制御すると言う事がこの「FELIX」ではできますし、ph値を監視して上がった時にph調整剤を投与すると言う事も自動化できます。
また水草を育てておられる方は二酸化炭素の供給やLED照明の制御をタイマー化するのもこの「FELIX」1台でできてしまうのでとても便利です。
次にオプションになっている360°全周カメラは、ただの水槽監視やライブ配信用のカメラではありません。もちろんそう言う使い方もできますが、顔認証技術とAIで魚1匹1匹を監視し、もしいつもとは違う動き、つまり弱っているとAIが判断した場合は即座にその異変を通知してくれると言う機能を持っています。
確かに魚の病気は、じっくりと水槽の中の魚を1匹1匹注視して見なければわかりませんし、症状が出たのを見つけた時には既に何匹かに病気がうつっているかもしれませんし、そうなると薬浴させたり、別な水槽に疎開させたり水替えしたりと仕事が増えるのですが、AIによってそれもなくなるでしょう。
そしてその他にはAR技術を使い、実際の水槽に様々な装飾を疑似的に施してどう言う風に水槽が変化すると言ったシミュレーションもできる様になっていたりもしますので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
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