昔は、大きなプロジェクターが天井からぶら下がり、人の背丈もあるスピーカーがスクリーンの両脇に置かれている様なシアタールームを持った友人の自宅に映画鑑賞しに行くのが楽しみの1つでしたが、今ではHMD(ヘッドマウントディスプレイ)があれば4畳半のワンルームマンションでもシアタールームと同じ環境で作品を楽しむ事ができます。
また解像度の高いディスプレイを搭載したHMDであれば、映画館さながらの臨場感で作品を楽しむ事ができるものも存在します。
そこで今回は0.83インチmicroOLED(5K:2560×1440ピクセル)で仮想1200インチのスクリーンで映像を楽しむ事ができるだけでなく5.1chスピーカーで音の臨場感も味わう事ができるHMD「Cinera Edge」をご紹介致します。
色の再現性に拘りDCI-P3を採用
さてこの「Cinera Edge」はただシネマサイズで映像を楽しめると言うだけではありません。
そこにはいくつもの拘りが詰め込まれており、まず最初に”DCI-P3”を採用している事です。
これはアメリカの映画館のプロジェクションシステムで主に採用されている色の規格なのですが、一般的にパソコンのモニターで採用されているsRGB等よりもはるかに広い色域を備えており、リアルに映画館で見ているのと変わらない環境で映像を楽しむ事ができます。
それを実現する為にこの「Cinera Edge」では0.83インチ(約2cm)の大きさに360万(2560×1440)ピクセル、つまり3515PPIと言う超高精細なiPhone 11 Proの7倍強密度の高いOLEDディスプレイを採用する事で実現しています。
またOLEDディスプレイを採用する事でコントラスト比は500,000:1と、ディスプレイやテレビの様にやや黒が白っぽく表示されるのではなく、黒はハッキリ黒と表示されますので夜景や夜空等も忠実に再現され楽しむ事ができます。
Pro版は片側4スピーカーで5.1chサラウンドを再現
またこの「Cinera Edge」では、5.1chドルビーサラウンドを実現する為に片側に4つのスピーカーを内蔵し、臨場感を出しています。
更にこの「Cinera Edge」はそれだけでは飽き足らず、センサーを内蔵する事でVRディスプレイの様にHMDの向いている方向を検出し、何と向いている方向に合わせて再生される音も変化させ、更なる臨場感を出しているのです。
つまり右側から何か近づいて来ると事に気付いて右に振り向けばその音は真正面から聞こえなおかつ音は大きくなると言う様になりますので、ホラー映画などはちょっと避けた方が良いかもしれません。
Pro版は更にHDMI端子も搭載
さて、この「Cinera Edge」にはノーマル版とPro版がラインナップされており、Pro版は5.1chドルビーサラウンドの再生に対応しているのは既に紹介しましたが、更にHDMI端子を装備し、外部のメディアプレイヤーで映像を再生したり、ゲーム機を接続してシネマサイズでゲームをプレイすると言った事もできる様になっています。
またどちらも映像再生はMicroSDカードに映像ファイルをコピーしての再生となり、どちらも3D再生に対応していますのでCinera Edge’s に対応した3D作品であれば3Dでの再生も可能です。
またディスプレイ部分は完全に視界を奪ってしまうので、全て操作はイヤーパット部分に装備されたタッチパットで手探りで操作できる様になっており、バッテリー内蔵で3時間の連続再生ができますので、ベッドやソファーに寝転んだ状態で作品を楽しむと言った楽しみ方もできますので、もし興味を持たれて詳細をご覧になりたい方は下記URLにて詳細はご覧ください。
この記事へのコメントはありません。