反射素材と言うのは一般的にはガラスビーズを埋め込む事で、当たった光がガラスビーズの中で屈折・反射し、そして照射方向へ戻って行く事で光っている様に見える様になっています。
ただ球状や楕円形のガラスビーズの中では入って来た光を全て反射できる訳ではない上に埋め込まれたガラズビーズから跳ね返される光と言うのはほぼ一方向にしか飛んで行きませんので、真正面から当てた場合は光って見えますが、斜めから当てると光は違う方向へと反射し光って見えない等の不具合があります。
そこで今回はどの方向から照射しても光って見える、反射して見えるリフレクター「FLECTR 360」をご紹介致します。
”FLECTR 360 OMNI”の2倍の光量
さて、この自転車のリムに貼り付けるタイプのリフレクター「FLECTR 360」には既にいくつかの販売済みのバージョンが存在します。
最初のモデルから比較すると改良を重ねる度に反射率が上がり被視野性も良くなり、被視野角度も広がって”FLECTR 360 OMNI”では360°どの方向から自転車を照らしてもリフレクター”FLECTR 360 OMNI”が光を反射する製品になっていたのですが、貼り付ける自転車のリム形状や貼り方によっては思っていた以上の被視野性を確保できず、中には全く反射しないと言う意見もECサイトのコメントで見かけたりもしました。
そこでこの「FLECTR 360」では立体構造的な反射板の配置やサイズ、枚数、位置などを変更する事でどの方向からでも”FLECTR 360 OMNI”の2倍の反射光を得る事ができる様になり、より被視野性が上がりました。
また真っ直ぐピンとシワを伸ばしてシールを貼れば最大限の反射効率を得る事ができるのですが、貼った際にシワを作ったり、浮かせて貼ったりするとこれも本来持っている反射性能を出す事ができませんでしたが、シールの材料や硬度を変える事で、誰が何回貼ってもピンとシワが伸びた状態で貼る事ができる様になっており本来持つ反射性能を最大限引き出す事ができる様になっています。
あらゆるタイプのリムに適応
そして”FLECTR 360 OMNI”ではリムの形状も反射効率を下げる一因でした。
元々ブレーキディスクタイプのブレーキにしか”FLECTR 360 OMNI”は貼れませんでしたので、そのリムの形状はみなさんが乗っているシティーサイクルのリムの様に角張っているのではなく、なだらかに山を描いている様な厚みのある形状になったリムにしか対応していなかったのですが、この”FLECTR 360”ではプリズムフィルムベースのリフレクターを改良する事でシティーサイクルで使われている様な平べったい厚みのないリムでも確実に反射し被視野性が上がっています。
リムブレーキには使用不可
ですがシティーサイクル(ママチャリ)には残念ながら非対応です。
それはリムブレーキのブレーキシューが挟み込むリム部分にちょうど”FLECTR 360”を貼らなければならない為です。もしリムブレーキタイプの車輪に貼ってしまうと、ブレーキシューに当たって削られるか、ブレーキをかけるともれなく剥がれてしまいます。
ですからシティーサイクルの後輪用のブレーキに多く採用されているハブブレーキや、ディスクブレーキでしたら大丈夫ですが、リムブレーキには非対応なので、そう言う場合はブレーキの変更をする必要がありますし、ロードバイクやマウンテンバイクにおいてもリムブレーキの場合はディスクブレーキに変更しなければこの「FLECTR 360」は貼れませんのでご注意下さい。
なお詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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