最近のナビの多くは自動車メーカー製ナビ(MOP)でもAndroid AutoやApple CarPlayと言ったスマートフォンとナビを接続し、ナビからスマートフォンの操作が可能となる機能を備えています。
これらAndroid AutoやApple CarPlayが使えるナビのメリットはスマートフォンのマップアプリやナビゲーションアプリを利用する事ができますので地図データが古すぎて道無き道を進んでいる様な状態を避ける事ができますし、音楽を聴くにしてもナビにわざわざ楽曲をダウンロードする必要はなく、AppleMusicの様なストリーミングサービスを使い好きな曲を自由に車のスピーカーから再生する事ができます。
ただAndroidのAndroid Autoをワイヤレスで使おうと思うと日本国内では屋外での5G電波の利用に規制が入っているので(緩和されるはずなのだが、未だにされていない)、USBケーブルを使って接続するしかありませんし、規制があった事で今使っているナビではワイヤレス接続できる見込みは少なく規制が緩和されても対応ナビが増えて来るには時間がかかりそうです。
そこで有線接続のAndroid Auto対応ナビをワイヤレス化するアダプタ「Carsifi」を今回はご紹介致します。
エンジンを始動すれば自動接続
今回紹介する「Carsifi」はAndroidスマートフォンとAndroid Auto対応のナビを中継する為の中継器の様なもので、WiFiモジュールを搭載し電源を入れればホットストップとして動作しますので一度WiFiでAndroidスマートフォンを「Carsifi」に接続しておけばそれ以降は自動的に接続されます(自動接続にしている場合のみですが)ので、スマートフォンから面倒なWiFiの接続操作を行う事なく使えるのが1番のメリットです。
また「Carsifi」は5Gだけでなく2.4G通信にも対応していますので2.4G接続してやれば、日本でも問題なく利用する事ができますし、何より乗車の度にケーブルをスマートフォンに差し込み、降車する際に外すと言った面倒なケーブルの抜き差し作業もしなくて済みます。
ボタンクリックでデバイスを切替
また「Carsifi」で面白いのはカーナビと接続するAndroidスマートフォンをボタン1つで切り替える機能がついている事です。
「Carsifi」ではナビの他、電話、ミュージック、ニュース、Audiobooks、Googleアシスタントと言った機能が使えるのですが、例えば2台持ちしていてサブのAndroidスマートフォンに着信があった時に切り替えて通話するとか、助手席や後席に座っている家族が自分のスマホから楽曲を流したいと言った様な場面でこの切替機能を使う様なシチュエーションが考えられます。
モバイルルーターよりコンパクト
そして「Carsifi」は本体がコンパクトである点も見逃せません。
クレジットカードの約3/4と言ったサイズなので場所を取りませんので、固定して置くなら運転席回りに両面テープで貼り付けておけば接続状態の分かるインジケータも見易いですし、センターグローブボックス付近のポケットやトレイの上に置いておいても邪魔にならないって言うのも使い易く、電源はもちろんナビから取りますので電源を引いたりする必要がない上に車両をUSB充電ポートを占有しないのもメリットの1つですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/carsifi/carsifi-wireless-android-auto-adapter
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