RaspberryPiが世に出て既に5年弱が経過しますが、RasberryPiが出た当時はこのサイズでマトモに動くのか?と言う疑問の方が先に立ったのですが、OSがLinuxと言う事もあり、X-Windowさえ使わなければサクサク動くLinuxマシンでしたのでローカルなWebサーバーを立てArduinoではかなり当時は大変だったセンサーから得た情報をブラウザーで確認したり、ブラウザーを使ってRaspberryPiに赤外線LEDを接続してブラウザーを使ってテレビをON/OFFするリモコンを作ったりと、今までマイコンとLCDディスプレイやスイッチを使って回路設計をしてハンダ付けしたりしていたのがブラウザーで全てできてしまうのですから、同じスペックのものを作るにしてもPICやArduinoを使って作るよりもずっと安く仕上げる事ができました。
そして昨年にはわずか$5で買えるRaspberry Pi Zeroが出現し、今年に入って遂にWiFiとBluetoothを最初からオンボードになったRaspberryPi3が登場しました。
今後はネットに接続するガジェットを作ったりする場合はRasPi3を使う事になるのでしょうが、今まで使っているRasPiが勿体ないですし、やはり組み込みには極小サイズのRaspberry Pi Zeroが最適ですよね。そんな今までのWiFiやBluetoothを搭載していないRaspBerryPiをRasberryPi3に変身さえるのがこの「IoT HAT」です。
この「IoT HAT」はRaspberry Pi Zeroと同サイズの65 x 30 mmになります。使っているチップはRaspberryPi3に搭載されたBCM43438 と同じチップを使っており、Wi-Fi 802.11n (2.4GHz) とBluetooth 4.1 をサポートしており、RaspberryPi3にフルコンパチブルになります(CPUは64bitにはなりませんが)
ですので新しくセットアップする場合はRaspberryPi3用のOSイメージを使えば差し込んですぐに使う事ができますし、今までのシステムに組み込む場合でも相性問題を気にする事なく全てのRaspberryPiに接続して使う事が可能です。
これにより使えるI/Oポートは減ってしまいますがUSB端子は空きが出ますからRaspberry Pi ZeroはUSB端子が1個しかなくキーボードとマウスを繋ごうと思うとUSBハブが必ず必要でWiFiドンクルも使ってネットに繋げるとなるとかなり初期設定が大変だったのですが、Raspberry Pi ZeroとIoT HATになればとりあえずマウスだけ接続して起動してBluetoothキーボードやマウスのペアリングの作業さえしてやれば今までとは違ってずっと楽にセットアップ作業を行う事ができます。
また「IoT HAT」はアンテナレスで使える様に基板にアンテナパターンが描かれていますが、飛距離が出ないのでルーターの電波強度が弱い場合に使える外部接続のアンテナがオプションで用意されています。
ただアンテナは市販のSMAコネクタタイプの無線LANアンテナ(2.4GHz)であれば使用可能ですので後から購入する事もできます。
そしてその他に超小型のBluetoothゲームコントローラである8Bitdoもオプションで用意されていますのでRaspberry Pi Zeroと「IoT HAT」を組み合わせて携帯ゲーム機を作ったりする方には1つ買っておいていいかもしれませんね。
またこのゲームコントローラ、Android端末やiPhoneやiPadでも使えますからちょっとカバンに入れておいてスマートフォン用のコントローラーとしてつ買うのもいいかもしれませんよ。
詳細や価格については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/1991736672/iot-hat-for-raspberry-pi-a-must-have-for-pi-zero
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