海外へ行くと、アメリカなどは日本と同じコンセントなので、日本で使っているUSB充電器を持って行ってもそのまま使えますが、お隣の韓国や中国のコンセント形状は日本とは違いますし、世界を見渡すと何と使われているコンセントの形状は15ものタイプに分かれます。
ですから昔は予め、渡航予定の国のコンセントタイプをチェックしておきコンセントの変換アダプタや、変圧器なんてものを持って行かないと日本の電化製品を使ったり、携帯やPCを充電したりと言った事ができなかったのですが、最近の家電製品の中にはコンセントの電圧関係なく使えるものが増えて来ていますし、充電器などは基本的に220Vでも使える様になっていますので、スマホやバッテリーの充電器で電圧を気にする必要はありませんし、もちろん電圧を100Vに変える変圧器も必要ありません。
ただ物理的なコンセント形状は変える事ができませんが、最近では変形するコンセントアダプタが数多くあり、今回紹介するトラベルアダプター「Passport III」も変形するコンセントを備えており、ほぼどの国に行っても使えるのですが、この「Passport III」は更にUSB-C PD65W出力も備えています。
3つのスライドレバーでコンセントタイプを変更
今回紹介する「Passport III」は、3つのスライドレバーでコンセント形状を変える方式が取られています。
このスライドレバータイプの利点は、コンセントに差して見て差さらなければ間違っている事が分かるので、怪我をしたりショートさせたりする事がない事です。
ただスライドレバータイプはスライドレバーと連動して動く電極がこのコンセント内に配置されているため、ケースが大きくなってしまうのが欠点なのですが、排他的にしか動かないレバーはどれか1つのレバーを動かして電極を出せば、他のタイプに変えたい場合はスライドレバーを戻してからして出せないので、非常に安全です。
ただ3つのスライド式コンセントで世界中の全てのコンセントに対応するのは難しく、一部Type D、Type H、Type O、TypeMと言ったアース付きのコンセントに対応していないので、これら4つのタイプのコンセントを採用している国に行く際には、変換アダプタが必要になって来ます。
USB-C PD65W出力
そしてこのトラベルアダプター「Passport III」で最も注目してもらいたいのは、USB-C PD(Power Deliver)に対応し最大65W出力が可能なUSB-C1ポートを備えている事です。
これによってMacBook ProをはじめとするUSB-C PDに対応したPCを充電する事ができますし、Samsungの高速充電規格PPSにも対応しておりこちらは最大で45W出力が可能でSamsung製のスマホなども超ハイスピードで充電する事ができます。
また他のUSB-Cポート(USB-C2,C3,C4)とUSB-Aポートは合わせて最大15Wの出力になるのですが、この時でもUSB-C1は45Wの出力を確保する様になっていますので、MacBook Proを初めとするUSB-C PD充電のノートPCを使っている方にはこの「Passport III」が1つあればどこに行っても充電に困る事はありません。
ACコンセントは10Aまで
そして「Passport III」はユニバーサルデザインなACコンセントを備えているのですが、最大出力が10Aと同ジャンルのトラベルコンセントとしては出力が高く、100Vでしたら1000Wの家電製品まで、250V電源なら2500Wまで使用可能な事から、延長コードを使って複数の充電器を使ったりする事もこの「Passport III」なら可能ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/zendure/passport-iii-all-in-one-65w-adapter-for-home-and-travel
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