Arduino互換機も時代の流れ共に、周辺デバイスも進化し、CPUもATmega328だったのが、高性能CPUを積んだものが出て来たり、最初から加速度センサーやWiFiモジュールを内蔵したり、TFT液晶やOLEDが最初から載ったりして後からシールドを追加しなくてもスタンドアロンで使えるものも増えて来ました。ただ高機能化すると出て来る問題が消費電力です。CPUも高速になるとそれに伴い消費電力が多くなります。周辺のセンサー類もそうです。Bluetoothは省電力化の方向へ行っていますが、やはり電波を出すWiFiやRF、GRPSモジュール等はそれなりに電力を消費してしまいます。
じゃぁ、どこから省電力化するか?と言う切り口から作られたのがこの「Autonomo」です。この「Autonomo」はソーラーパネルで駆動させる事を前提に設計さてれおり、省電力化が図られると共に、ソーラーパネルからLiPoへ充電する充電モジュールもオンボードで搭載しています。
つまり、この「Autonomo」1つでセンサーを繋げれば、電源のない所でも、継続してセンサーを使って連続計測する事を可能にしています。
ハードウェア性能は?
ハードウェア性能はArduino M0互換です。M0と同じATSAMD21G18Aを搭載し32bitになっております。既にM0をお使いになっておられる方ならその向上した性能は実感されていると思います。
そのM0互換ハードにソーラーパネルからLiPoへのチャージャー用のコントローラとSDカードスロットをオンボードしております。ですので、屋外で長期間、SDカードを装備しておけば長期間のロギングが可能になっております。
まさに屋外での計測に使う事を前提に設計されたボードですよね。
Arduinoで屋外でのデータ取り用のデバイスを作ろうと思っていた方にはドンピシャなボードではないでしょうか?
詳細は下記URLをご覧ください。ちなみにATSAMD21G18Aの動作可能電圧は1.62~3.63Vなので、このM0もそうですが、このボードも3.3V駆動となっておりますので、5V仕様のシールドを使う場合はご注意下さい
https://www.kickstarter.com/projects/sodaq/autonomo-the-solar-powered-thing
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