コーヒーも緑茶同様、注ぐお湯の温度、お湯を注いでから蒸らす時間、お湯の注ぐ量や注ぎ方で、同じ豆を使っていたとしても大きく味が変わって来ます。
ですからお湯を注ぐにも微妙な加減が必要で、ハンドドリップには一般的にはスワンネックと呼ばれている注ぎ口が白鳥の首に見える長くて細い、注ぎ具合を微妙に変えられ、一定量で注ぐ事ができるヤカンが使用されます。
今回紹介する「O-kettle」は、コーヒーのハンドドリップにピッタリなスワンネックの電気ケトルです。
一定の太さのお湯を簡単にキープできるO型グリップ
ハンドドリップにおいて重要かつ1番難しいのが、お湯の量を常に一定量で注ぐ事です。
ケトルからお湯を注ぐと当然ヤカンの中のお湯は減って行きますので、ケトルの口から注がれるお湯の太さを見ながらケトルを徐々に傾けて行かなければいけないのですが、これが非常に難しいのです。
一般的には手首を回してケトルを傾けるのではなく、手首を固定した状態で肘を使い肘を上げる事でケトルを傾けて行くのがベストなやり方なのですが、肘は指の様に繊細は動きは出来ず、肘を上げると肩も同時に上がって行く事から、ケトルの中のお湯の量が少なくなり肘が上がれば上がるほど肩も一緒に上がってケトルの傾き加減も急になる事から一定量をキープするのは非常に困難なのです。
ですがその一定量をキープして注ぐと言う動作を素人でも簡単に実現・再現できるのがこの電気ケトルの持ち手、グリップとケトル本体との間にあるO型のリング・グリップで、この「O-kettle」では親指を入れる、O型リングを指で上下から挟む、人差し指を入れると言った3つの持ち方を提唱しているのですが、この3つの方法どれかを使う事で、このO型リングを軸にしてケトルが傾くため、繊細な動きの制御が可能な手首を使って一定の太さをキープしたままお湯を回し委入れする事が可能となります。
電気ケトルならではの温度調整
そしてこのドリップケトルには57〜100℃まで1℃単位で温度を設定する機能を持っており、お湯の温度を一定に保つと言う機能を持っています。
これは直火で沸かすドリップケトルにはない機能で、そう言ったドリップケトルは時間と共に温度が下がって行きますし、沸かした時にベストな温度になっているかと言えばそうではない場合が殆どでしょうし、感覚でお湯の温度を予測していると季節や気温によって実際の温度は大きく変わって来ます。
よって淹れたコーヒーの味も目的とする味にはならない事の方が多くなって行きますが、この「O-kettle」なら温度を一定に保つ事ができるので安定した味を出す事ができます。
即沸のShadow Electric Kettle
またこの「O-kettle」は注ぎやすさ重視の”O-kettle”の他に従来型のハンドルを持つ”Shadow Kettle”がラインアップされています。
こちらは機能的には温度設定範囲は同じなのですが、0.6Lの水を88℃まで加熱するのに要する時間はたった2分と言う即沸性が特徴的なケトルで、来客が大勢で一度に何杯も淹れなければならないと言った時や、朝時間がない時にやはり朝の一杯はハンドドリップで飲みたいと言った時に便利なケトルです。
なお”O-kettle”は内容量0.9Lと大容量ですが湯沸かし時間は普通ですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。