単眼鏡と言うのは望遠鏡の様に片眼で見る拡大鏡の様なもので、双眼鏡はもっぱら遠くの景色を拡大して見るためのガジェットですが、単眼鏡は遠くのものを拡大して見る事もできますが、近くのものを拡大して見る事ができるのも特徴の1つで、例えば2〜3m先にいる野生動物の顔をズームアップして観察する、目の前の木の上にとまっている鳥を拡大して観察すると言った事ができます。
そんな単眼鏡に赤外線ライトを内蔵し、暗視機能を持たせただけでなく、CCDを搭載する事で暗闇の景色をより見易くする機能を搭載した単眼鏡「NV30」をご紹介致します。
ズーム機能がつき、最大500m先まで照射可能な赤外線
今回紹介する単眼鏡は一般的な単眼鏡とは違い、CCDを内蔵している事から言うなればビデオカメラ、デジタルカメラ的な機能を持つ単眼鏡で、ファインダーを通して見える景色はCCDで捉えたデジタル映像と言う事になります。
つまりデジタル映像ですから、赤外線を単眼鏡が照射する事で被写体に当たり跳ね返って来た赤外線をCCDで受光する事で映像化する事ができるので、月明かりのない様な真っ暗な状態でも野生動物のナイト観察が可能です。
ただ赤外線も遠くのものを照らし出そうとすれば凸レンズを使って遠くまで飛ばす様にしないと遠くの被写体を赤外線によって浮き彫りにする事はできませんし、逆に近くのものを赤外線によって見ようとすれば赤外線の光を拡散させませんと全体像を見る事はできません。
そのためこの「NV30」では、ズームレンズによって赤外線の照射角度を変えられ、近くの被写体を見る際には拡散させ、遠くの被写体を見る際には照射角度を狭め遠くまで飛ばせる様になっています。
ナイトフルカラーモード
次にこの「NV30」はF値1.4の光学6倍ズームレンズ、そしてデジタル60倍ズームによって2mの近距離から500m以上先の肉眼でも米粒以下にか見えない様な被写体でも大きく拡大して見る事ができます。
また暗視モードでは、被写体に反射して返って来た赤外線と言う単色の光を映像化しているのですから、基本的に映像に色はつかず白黒になるのですが、白黒写真をカラー化する技術を使って何と従来なら白黒にしか見えなかった赤外線映像をこの「NV30」は、昼間と同じ様には見えませんが、ある程度色をつけた状態でカラーにして見る事ができるのも特徴の1つです。
デジタルだから映像を残せる
そして「NV30」はデジタル単眼鏡なので、もちろんメモリーをセットしておけば最大128GByte分の映像をメモリーに保存する事ができますし、搭載された3,000mAhのバッテリーによって1度の充電およそ4〜5時間連続使用が可能です。
またその貴重な映像はもちろんメモリーカード経由でも直接USBケーブルを接続し、PC移動させて鑑賞したり編集したりと言った事ができるので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1358249873/nv30high-performance-handheld-night-vision-monocular
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