今年、大学入試センター試験に”情報”と言う科目が追加され、試験問題の中にかなり難しい、プログラミングを本格的にやっていなければ到底試験時間内には全問回答できない様なプログラミングの問題が1/3程度入っており、小さい頃からのプログラミングがますます重要になっています。
そこでどう言ったものを使ってプログラミングを学べば理解し身に付き定着するかですが、それには実際に動くものを作ってみるのが最適です。
実際に書いたプログラムでロボット等が動き、動きがおかしければ何となくその動きからどこが間違っているのか慣れてくればすぐに見つける事ができますし、センサーなどを使えばセンサーの使い方やどう言った役割を果たすものなのかも理解しやすいはずです。
そこで今回はRasPi Picoをベースにプログラミング学習ができてしまう「PiCoder」をご紹介致します。
PiCoderの構成
今回紹介する”PiCoder”はRasPi Picoをセットするピンソケットの他に、このボックス上で簡単な回路を設計する事のできるブレッドボード、そしてPico HATを利用する事のできるコネクターピンを備えています。
また入出力関係ではタクトスイッチ4つの他、ポテンションメータやLED、リレーやサーボと言ったものも入っており、一通りの入出力処理やロボット制御に必要なサーボの制御なども学習する事ができます。
また8×8のフルカラーLEDはLEDを光らせるだけでなくグラデーションさせたり、ドット絵を表示させたりと遊ぶ事もできます。
そしてセンサー関係では光を検出するためのLDRセンサー、気温や湿度の計測ができる温湿度センサー、物体との距離を計測できる超音波距離センサー、電子タグを読む事ができるRFIDセンサーなども搭載しています。
タッチ操作が可能なLCDタッチパネル
次にこの”PiCoder”にはタッチ操作が可能なLCDパネルが搭載されています。
LCDパネルは細かな情報まで表示する事ができますので、作った回路のデバックをすると言った際にも便利ですし、タッチ操作も可能なため、将来スマホアプリを製作すると言った際に必要なタッチパネルの制御と言ったものもこの”PiCoder”で学ぶことができます。
そしてプログラミングを始めた頃はあまり難しいプログラミングは出来ませんし、ましてや回路設計なんて無理で、センサーとRasPiを繋げるのが精一杯です。
そこでこの”PiCoder”ではRasPi Pico用の拡張ボードであるRasPi Pico HATを利用する為のソケットが設けられており、たくさんあるHATボードを利用してプログラム開発を行う事も出来る様になっています。
RasPiで学ぶメリット
そしてこの”PiCoder”ではRaspberryPiを使っている訳ですが、RasPiで学ぶメリットは何と言ってもC言語だけではなくPythonと言うAI等でも使われているPythonでプログラミングできる所です。
マイコンボードではArduinoがメジャーですが、やはりメモリーが少なく書き込めるプログラム容量の制限があったりと自由にプログラムを描く事ができない上にインターネットの接続も複雑です。
ですがRaspberryPiはWiFiやBluetoothが使える前提になっていますので、そう言ったネットを使ったIoT装置などの開発もできますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/sbcshop1/pico-learning-kit
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