ポータブルバッテリーと呼ばれるACコンセントを備えたバッテリーは不運にも毎年の様に遭遇する自然災害などでは、ネットにさえ繋がれば連絡だけでなく情報収集手段として非常に有効なスマートフォンの充電が出来ますし、何よりACコンセントを備えていますのでポータブルバッテリーの性能にもよりますが長時間冷蔵庫のバックアップ用の電源としても使えます。
更にキャンプなどに持って行けば、従来調理は火を使ってしか出来ませんでしたが、電子レンジやトースター、ホットプレートなど従来キャンプ場で使えなかった調理器具が使える様になり料理のバリエーションもグッっと広がります。
ただ問題はポータブルバッテリーそのものの充電で、電気が止まっていてもソーラパネルさえ備えておけば充電できるとは言いつつ、曇っていたり雨が降っていたりする日が続くと充電できず使えなくなるのが1番の問題です。
そこで今回は何とガスを使って自ら発電し充電する事が可能なポータブルバッテリー「KOWWER P1」をご紹介致します。
OD缶でもCB缶でも発電可能
今回紹介するポータブルバッテリー「KOWWER P1」は、ガスを使いポータブルバッテリー内に搭載されたエンジンで発電し内蔵されたバッテリーを充電する事ができる今までになかったNewタイプのポータブルバッテリーで、キャンプなど調理や暖房、照明の燃料として使用するOD(OutDoor)缶や、カセットガスコンロなどで使用するみなさんがよく使うCB(カセットボンベ)缶の両方が使える様になっています。
そして一般的なカセットボンベのガス容量230gで1kWhの発電能力があり、雨降りが続いていたとしてもガスさえあればこの「KOWWER P1」は発電し続ける事が出来ますし、燃料となるOD缶やホームセンターで、CB缶はスーパーなどでも簡単に手に入れる事ができますので、セールしている時にカセットガスを買いためておけば災害時に電気が止まったとしても暫くは安心です。
しかも発電中の騒音レベルは58dBと普通の話し声程度の大きさしかないため、発電中のこの「KOWWER P1」の横であっても普段の声の高さでお喋りする事ができますし、重さも2.25gと2Lのペットボトルよりも少し重い程度なども持ち歩くのにも軽くて便利です。
そしてこの「KOWWER P1」には「KOWWER P1」とガス缶とを接続する為のホースが付属しているのですが、3つ又ホースになっており、1つのボンベで発電を行いながらガスコンロで調理をし、ガスランプで明かりを灯したりと言った事が同時に行える様になっています。
更にこの「KOWWER P1」には最大出力3Wのソーラーパネルを内蔵しており太陽が出ていればガス以外に太陽光を使って充電する事が出来る様にもなっていますが、出力が3Wですのであくまでもオマケ程度に考えておく必要があり、なおかつコンセントやACアダプタ、USB電源等を使っての充電も出来ない様になっており、ガスのみでの充電となりますので注意が必要です。
出力性能
次にこの「KOWWER P1」にはP1とP1 Proと言う2つのバリエーションがあり、2つのモバイルバッテリーの違いは搭載されたバッテリー容量でP1は7,500mAh、P1 Proは12,000mAhもの大容量バッテリーを搭載しています。
そして両者の出力性能、出力ポートは、USB-A×2ポート(12W:5V/2.4A)、USB-C×1ポート(USB-C PDサポートで最大出力100W)、シガープラグ(12.6V/8A)を備えておりACコンセントは備えていませんが、オプションで用意されているインバータにはACコンセント×2、USB-A×2(12W:5V/2.4A)、USB-C×3(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)、XT60×1と言った出力ポートを備えており、シガープラグで「KOWWER P1」に接続する事で最大150Wの出力が可能となっています。
つまりこのポータブルバッテリーはガスで発電を行い充電する事は出来ますが、使用できる電化製品はLEDスタンド程度で、USB充電可能なスマートフォンなどのデバイスの充電がメインとなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/kowwer/kowwer-p1-worlds-first-mini-portable-gas-generator-power
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