薄型キーボードに使われているメンブレ式やパンタグラフ式のキーの場合、ゲーミングキーやメカニカルキーと呼ばれているキーの様にカシャカシャと心地よい音を響かせるキーに変身させる事は構造上無理があるだけでなく、トラベル距離と言ってキーを押し込んだ際にキーが沈み込む距離を長くする事が出来ませんので、どうしてもメカニカルキーの様なキーボードを打った際の心地よい打ち心地を感じる事はできません。
ですが今回紹介するメカニカルキーボード「KeyPulse Elite」はあのゲーミングキーで有名なCherryMXが新しくリリースしたULTRA LOW PROFILEキーを採用する事でキーボードを薄くでき、なおかつあのメカニカルキーのカシャカシャ音を聞く事ができます。
ULTRA LOW PROFILE
まず最初にこのキーボードで最も重要なパーツであるキーからご紹介致しますが、このキーボードにはCherryMXが新しくリリースしたULTRA LOW PROFILEキーが使われています。
そしてこのULTRA LOW PROFILEキーはパンタグラフキーに金属製のスプリングのついた羽を取り付けた構造になっており、押込圧は何とメカニカルキー並の65cNと重くなっていますが、接点距離は0.8mmと浅いため軽く叩くだけでキー入力する事ができます。
更にクリック、タクタイルキーのサウンドを再現する事ができるメカニカル構造を組み込んでおり、”CHERRY MX ULP Click”はCHERRY MX 青軸、”CHERRY MX ULP Tactile”はCHERRY MX 茶軸と同じサウンド、そして同じキー感覚を味わう事ができます。
ノートPCによく合うキーボード
次にこのメカニカルキーボード「KeyPulse Elite」は、縦99mm×横308mmと一般的な14〜16インチクラスのノートPCのキーボードに重ねて置いて使用する事が出来るだけでなく、厚みは手前で5mm、奥でも14mmしかない事から、同じ様に一般的なサイズのメカニカルキーを置いた時の様にキーボードの高さで画面の下の方が隠れてしまうと言った事がなく作業もし易くなっています。
更にこのキーボードは一般的なメカニカルキー同様に有線、無線で接続する事が出来るのですが、有線と専用の無線ドングルでは1000Hzでキースキャンが行え有線でのレイシティーは1.09ms、2.4GHzの無線ドンクルでも1.15msとゲーミングキーボード並の反応の良さを持っています。
そしてまたBluetoothでは125Hzでのスキャンとなるためレイシティーは6.13msになりますが、一般的な文章入力などでは問題ありません。
フルカラーとホワイト単色バックライト
そしてこの薄型キーボード「KeyPulse Elite」にもバックライトが搭載されているのですが、白一色タイプとフルカラーLEDタイプの2つがラインアップされているのですが、自作キーボードではお馴染みのQMK/VIAを採用しており、キーマップだけでなくバックライトなども自分の好みに合わせて設定変更する事が出来る様になっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1658898886/keypulse-elite-slim-mechanical-keyboards
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