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数秒で空気を充填可能なミニガスカートリッジを使った自転車用空気入れ「Air Lever」

 自転車用の空気入れで水草を育てる為の水槽や家庭用のビアサーバー、最近では炭酸水を作るソーダーメーカー等に使う小型の二酸化炭素ボンベを使用してタイヤに空気を補充する事ができる空気入れがあるのをご存知ですか?
 この空気入れがあると何が便利なのか?と言いますとCO2炭酸ボンベのガスをタイヤに注入しますから手動の空気入れの様にポンプを押して疲れないと言う事と持ち歩くのはCO2ガスのボンベ2本とボンベを接続してタイヤに空気を注入する為のインフレーターと言うアダプターさえあればいつでもどこでも空気を入れる事ができますので、空気入れの様に嵩張りませんし、なおかつ空気入れは長年使っていると紫外線でゴムチューブが劣化して来て亀裂が入っていざ空気を入れようと思うとチューブから空気が漏れて空気を入れる事ができないと言う事はたまにしか使わない空気入れならよくある事ですが、そうなると空気を入れる手段がなくなってしまいますが、このCO2ガスボンベを使う空気入れの場合、紫外線で劣化する事も湿気で錆びる事もありませんから空気を入れたい時に確実に入れる事ができるのがこのCO2ガスボンベを使った空気入れの特徴です。

 また気になるCO2ボンベの入手のしやすさですが、これは汎用品で規格も同じなのでソーダメーカー用のボンベや水槽に二酸化炭素を添加する為のボンベと様々なタイプのボンベが使えますので入手もソーダメーカーを扱っている店舗があればそう言うショップでも買えますし、もちろんネットではどの大手通販サイトでも手に入れる事ができます。


 ではこの「Air Lever」が他の同種のCO2ミニガスカートリッジを使った空気入れ大きく違う所はガスカートリッジを取り付ける部分の構造にあります。従来販売されている製品ではガスカートリッジにインフレーターを装着するとスプレー缶の様な形状になりタイヤに空気を入れる際にはガスカートリッジを必ず持たなければならないのですが、これがちょっとした怪我をもたらす原因なのです。と言いますのもスプレー缶も中のガスをずっと出し続けると缶そのものが冷たくなって来るのを経験された方は多いかと思います。これは中の高圧ガスが気化する際に熱を奪う作用によって缶が冷えるのですが、このミニガスカートリッジはスプレー缶よりも高い圧力で二酸化炭素が閉じ込められていますし、一度インフレーターにセットしてガスカートリッジの封を切ってしまうとガスは途中で止める事はできずに最後まで放出してしまいますから、ボンベの温度低下はガススプレーの比ではなく、注意書きにも”凍傷にご注意下さい”と言った旨の注意書きがされているくらい冷えます。
 ですから従来のガスカートリッジを使った空気入れを使う場合はガスボンベに何かを巻くか分厚い手袋をしてから空気を入れないと手が大変な事になってしまうのですが、このタイプの空気入れを使うのは使い切りと言う事もありますからサイクリングに出かけて周りに空気を入れる事ができる様な施設がない場合ですのでついついそう言う注意事項も忘れがちになってしまいますからそれを忘れてしまうと大変です。

 ですがこの「Air Lever」はインフレーター部分が持ち手がついており構造的にカートリッジを握って空気を入れる様な構造にはなっていませんから、ついつい忘れてしまっていて手が凍傷にかかると言う事は有りえません。

 ではどうやって使うのか?これもあまり悩む必要はなく、インフレーターのネジにガスカートリッジを回しながら少しだけ取り付けます(きつくねじ込んでガスカートリッジに穴が開かない様に気をつけて下さい)。そしてインフレーターをタイヤの空気バルブに押し当てた状態でガスカートリッジに穴が開いて中の二酸化炭素が放出されるまでガスカートリッジを回してねじ込んで行くだけです。ガスの放出は途中で止める事はできませんのでガスが全て放出されるかタイヤに目一杯空気が入ったのを確認してインフレーターをタイヤバルブから離します。ですからCO2ガスカートリッジは必ず前後輪用2本必ず持っている必要が有ります。

 またこの「Air Lever」は空気を入れるだけでなく持ち手の部分がタイヤレバーと言ってタイヤをリムから外す為の道具になり、更にもう1本タイヤレバーが付属していますから、パンクした際のタイヤの修理に役立つ様になっています(ゴムタイヤの穴を防ぐ為の材料は付属していません)。

 また対応するバルブは米式、仏式どちらにでも対応しておりますので、詳細については下記URLをご覧ください

https://www.kickstarter.com/projects/392355882/air-lever-tire-lever-and-co2-inflator-in-one-by-ba

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