Arduinoをモバイルで計測に用いる場合、気になるのが電源。ソーラーパネルを利用したり、できるだけ省電力に動くように設計するが、そのチップが持つ消費電流はどうしようもない。WiFiモジュールも最近は省電力のものが出て来て、パケットを送受信していない時はかなり消費電流が減って来たが、それでもBluetoothには叶わない。特にBLE4.0になって消費電流がグッっと減った。ただ観測データをインターネットへ送出するとなるとBluetoothではBkuetooth←→INTERNETを仲介するハブが必要になって来る。
この「Bluz」は省電力設計に主眼を置いて作られたArduino互換機で、何とCR20321個で1年はバッテリーが持つらしい(周辺回路の設計の仕方にもよると思うが)。そしてこの「Bluz」の面白いところはINTERNETとの仲介を行うのが、専用のドンクルと、スマホの2種類ある点。スマホにBluetoothとWiFiが搭載されていればいOSもAndroidも関係ない。スマホに入れたアプリがハブになってくれるのだ。
スマホがBluetoothとWiFiを中継してくれるって、使わないスマホの有効活用にもなりますし、専用ハブの「Gateway」も用意されていますが、余っているスマホがあればそれを利用すればいいので安上がりです。しかもこの「Bluz」はブラウザプログラミングでアップロードは有線ではなく無線。なので、組み込み装置を作って、内蔵のプログラムを書き換えたいと言う時も、いちいちボードを取り出す事なく、書き換えられるのは便利ですよね。
またBluetoothではHIDデバイスとして認識されるので、自作のコントローラーを作ったりと言う事もできますのでかなり使い道豊富ですよね。
WiFi,Bluetooth、どっちも積んでいると便利ですがやはり電源に制約がある場合はBLEですよね。
ボードの詳細や、コイン電池シールド、加速度センサーシールド等の情報もありますので、興味のある方は下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/264813863/bluz-bluetooth-made-smarter
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