Newガジェット

CR2032で1年も動くBluetooth搭載Arduino互換機「Bluz」

Arduinoをモバイルで計測に用いる場合、気になるのが電源。ソーラーパネルを利用したり、できるだけ省電力に動くように設計するが、そのチップが持つ消費電流はどうしようもない。WiFiモジュールも最近は省電力のものが出て来て、パケットを送受信していない時はかなり消費電流が減って来たが、それでもBluetoothには叶わない。特にBLE4.0になって消費電流がグッっと減った。ただ観測データをインターネットへ送出するとなるとBluetoothではBkuetooth←→INTERNETを仲介するハブが必要になって来る。

この「Bluz」は省電力設計に主眼を置いて作られたArduino互換機で、何とCR20321個で1年はバッテリーが持つらしい(周辺回路の設計の仕方にもよると思うが)。そしてこの「Bluz」の面白いところはINTERNETとの仲介を行うのが、専用のドンクルと、スマホの2種類ある点。スマホにBluetoothとWiFiが搭載されていればいOSもAndroidも関係ない。スマホに入れたアプリがハブになってくれるのだ。
スマホがBluetoothとWiFiを中継してくれるって、使わないスマホの有効活用にもなりますし、専用ハブの「Gateway」も用意されていますが、余っているスマホがあればそれを利用すればいいので安上がりです。しかもこの「Bluz」はブラウザプログラミングでアップロードは有線ではなく無線。なので、組み込み装置を作って、内蔵のプログラムを書き換えたいと言う時も、いちいちボードを取り出す事なく、書き換えられるのは便利ですよね。

またBluetoothではHIDデバイスとして認識されるので、自作のコントローラーを作ったりと言う事もできますのでかなり使い道豊富ですよね。

WiFi,Bluetooth、どっちも積んでいると便利ですがやはり電源に制約がある場合はBLEですよね。

ボードの詳細や、コイン電池シールド、加速度センサーシールド等の情報もありますので、興味のある方は下記URLをご覧ください

https://www.kickstarter.com/projects/264813863/bluz-bluetooth-made-smarter

WiFi+OLED+SDカードリーダまで内蔵のオールインワンArduino互換機「Piccolino」前のページ

2代目のロボット掃除機、シャープ「COCOROBO RX-V95A」が我が家にやって来た次のページ

関連記事

  1. Newガジェット

    ハンダ付けがとっても楽に行える基板ホルダー「PCBite」

    ハンダ付け作業をする時に使用する道具の1つとして基板を固定するクリップ…

  2. Newガジェット

    強固に締め付けられたネジを外すのに役立つビット式ドライバー「Spinner Drive Pro」

    みなさんはネジを外す際にネジが硬く締め付けられ過ぎていて、ドライバーが…

  3. Newガジェット

    リモートワーク用にちょっと画質の良いカメラが欲しいと思っておられる方に、4K画質にノイズリダクション…

    リモートワークなどでのカメラ写りを何とかしたいと思われた事ってありませ…

  4. Newガジェット

    160°広角と500mm望遠のデュアルレンズで前後をフルカバーするドライブレコーダー「UltraDu…

     ”ドライブレコーダー”、通称”ドラレコ”を取り付けていて助かったと言…

  5. Newガジェット

    両手いっぱいの荷物を持っていてもワンタッチで折り畳め、折り畳んだ時に濡れない逆開き傘「YESbrel…

    雨降りの日に車に乗り込んだり、屋根のない玄関に入ったりする時に傘を差し…

  6. Newガジェット

    モーションキャプチャーがなくても体幹の細かな動きを再現できるVRシューズ「Surplex」

    自分の動きに合わせて画面の中のアバターを動かす場合、スマートフォンのカ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP