先月、文科省から2020年から小中学校でのプログラミング学習が任意ではありますが導入され、高校ではプログラミングが必須になると言うプレスリリースがありました。
昔はBASICが入門言語でしたが今ではもっとより簡単にプログラミングできるGUI環境の言語が多数あります。その中でメジャーなのがScratch(スクラッチ)です。これはアメリカのMITメディアラボが開発したプログラミング言語でパズルの様なタイルを並べて行く事でプログラミングする事ができ、最初にリリースされたのがこのスクラッチなので結構様々な教育機関で使用されています。
そしてその後に出て来て最近よく教育機関が使われているのがGoogleが提供するビジュアルプログラミング言語(GUI)のGoogle Blocklyです。
一方国内でも文部科学省が開発したビジュアルプログラミング言語プログラミンやMOONBlock(ムーンブロック)と言う国産のプログラミング言語があります。
この「Little Robot Friends」はどちらかと言うと小学校高学年向けのスクラッチよりはそれ以下の子どもさんでもプログラミングができるBlocklyを使ったマイコンボード搭載のArduinoベースのロボット!?です。
「Little Robot Friends」には2タイプのボードがあります。1つは拡張性のないボード3種類Spikey,Gcuvy,Ghosty。もう1つは入出力端子のついたCraftyです。
Spikey,Gcuvy,GhostyはArduinoベースのマイコンボードにLED、タッチセンサー、照度センサー、マイク、加速度センサーを搭載したユニットで完成品を組み立て品を選択する事ができますので、もし自分でハンダ付けをして組み立ててみたいと言う人は組み立てキットを選ぶ事ができます。
そしてCraftyは接続端子が用意されており、Spikey,Gcuvy,GhostyではオンボードだったLEDやマイク、スピーカー、照度センサーと言ったものが全て外付けで配線を使ってハンダ付けして接続する様になっていて上級者向けとなっています。
プログラミングはと言うと初心者向けにはブロックを組み合わせてプログラミングできるiPadやiPhone、Androidアプリ用にリリースされているBlockly開発アプリを使う事ができます。
そして「Little Robot Friends」はどれもBluetoothモジュールをオンボードで持っていますからこう言ったスマートフォンやタブレットからはBluetoothからスケッチ(プログラム)をアップロードする事ができますので、PCにArduinoIDEをインストールしての開発に比べるとかなりハードルも低く、Blocklyも各命令がパズルのピースの様になっており使用する命令パーツがパズルの様に合わさらないとプログラムを書いて行く事はできませんからエラーを出す事はありませんし、命令数も少なくスマートフォンが操作できる様な子どもさんであればすぐに使用できる様な構造になっています。
もしBlocklyでのプログラミングに飽きてしまったら次はPCにArduinoIDEをインストールしてのプログラミングへと発展させることができます。
この「Little Robot Friends」にはUSB端子も内蔵しておりPCに接続してスケッチをアップロードする事ができますから、この「Little Robot Friends」はプログラミングできればすぐにホコリを被ってしまう様なガジェットではなく、長期間長くプログラミング学習ができるガジェットと言えます。
もう既に高校生になっていたらプログラミングが必須になる頃には大学生になっていますが、それ以下の子どもさんは必ずやらなければいけませんから、今から事前準備しておくのも余裕ができていいですよね。
詳細については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/aesthetec/all-new-little-robot-friends
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