昨年末に行われた小学生を持つ親御さんへのアンケートで子供に習わせたい習い事の1位が何とプログラミングと言う結果になったと言う発表がありました。まだ文部科学省が小学校への導入の方針を示しているだけですのに既にこの結果が出ていると言う事は親もプログラミングに関心があると言う事でしょうか?
ただプログラミングと言っても画面に絵や文字を表示させるだけのPCだけでできるプログラミングから、マイコン等を使って実際にモノを動かすと言うプログラミングまで様々ありますが、やはり子供に興味を持たせるのは大人でも”Hello Word!!”って画面に表示させるプログラムを書くよりは、実際にモーターが回って動くロボット掃除機の様なものを動かす方が楽しいですよね。
そんなモノを動かす事をステップバイステップでプログラミングを自学自習して行く事ができるロボットアームキットがこの「MeArm Pi」です。
ではまず「MeArm Pi」のロボットアームキットですが、こちらは既にパーツはカットしてありますので、後は説明書通りにはめ込んでネジで締め込んで行くだけの簡単なキットになっています。
そしてキットには電源以外のものが全て含まれていますので、本当に組み立ててUSB電源やモバイルバッテリーを繋げるだけで動かせるキットになっており、親が一緒に見てあげれば小学校低学年以下の子供たちや園児でも簡単に組み立てられるレベルのキットで、小さい子供さんが動かしても壊れない様にサーボモーターにおいてはメタルギアが採用されています(リミッター回路が内臓されていない為にサーボモーターを回しているのに回らない様な状態でプラスティックギアを使用していればギアが簡単に割れてしまう為です)。
そして「MeArm Pi」を動かすには2つの方法があります。1つはRaspberryPi用に設計した2つのジョイスティックがオンボードされたPi HATを使ってマニュアルで操縦する方法、そしてもう1つはプログラムする事で動かす方法です。
「MeArm Pi」のラインナップの中にはRaspBeyyPi3と差し込んで電源を入れるだけで直ぐに遊ぶ事ができる8GBのmicroSDカードが付属しているキットも用意されており全くRaspberryPiを触った事がない方でも「MeArm Pi」を組み立てれば直ぐに誰もが使える様になっています。
そしてもう1つのプログラミングですが、これには2通りの方法でプログラミングできる環境が整えられています。RaspberryPiを一緒に購入した方にはサーボモーターを動かす為の環境(Node,js等)が既に整えられていますので、仕様書を見てPythonやRubyでサーボモーターを動かす命令を記述するだけで簡単にサーボモーターを動かして確かめる事ができますし、PythonやRubyって言葉を聞くのも初めてだしプログラミングも初めてと言う方には、Apacheが走ってwebプログラミングが可能な環境が提供されていますので、自宅のネットワークにRaspberryPiを接続さえすればPCやタブレット、スマートフォンのブラウザからRaspberryPiへアクセスしてスクラッチやBlockly,Snap!と言ったタイルプログラミングと言ってブロックを組み合わせるだけでプログラミングが可能な環境が提供されている他、JavaScriptやPythonを使ったプログラミング環境もブラウザベースで提供されていますので、プログラミングはできるけれどもLinuxのコマンドラインを使った事がないと言う方でも大丈夫です。
なお、既にRaspberryPi B以降の40ピンのGPIOを持つRaspberryPiを持っている方はRaspberryPi抜きのキットも用意されていますので、GitHubを参照しつつアプリケーションをインストールしたりと言う面倒な作業は発生しますが、ラズパイが含まれていない分、お安く購入できる様にもなっていますので詳細については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/mime/mearm-pi-build-your-own-raspberry-pi-powered-robot
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