ジムでトレーニングマシンを使っている時と同じ様に、泳いでいる間も音楽を聴いていたいからと防水タイプのBluetoothイヤホンを買ったのに、いざプールの中に入って泳いでいると音が途切れたり、全く聞こえななかったりと言う事がよく起こります。
これはBluetoothイヤホンの故障や、イヤホンが悪いと言う訳ではなく、元々Bluetooth4.2以前の規格を採用したBluetoothイヤホンは10m程度しか電波は届きませんし、更に水は電波を吸収してしまうからで、耳にはめたBluetoothイヤホンが水に浸かっただけでも電波は途切れます。
ですから潜水艦は無線で通信する時は海面に浮上しますし、敵を探知したり周囲の状況を知る為に空なら電波を使ったレーダーを使いますが、水中では音波を使ったソナーを使うと言う様に、実は泳ぐ時にイヤホンをして楽曲を聴くと言うのは、そう簡単にできる事ではないのです。
更にイヤホンを身に着けた耳の中に水が入ると、これまた水が音を吸収してしまいますので、元の楽曲のサウンドとはかけ離れてしまいます。
そこで水中と言う悪条件でもクリアなサウンドを再生できる骨伝導イヤホン「Zygo」を今回はご紹介致します。
水中とベストマッチする骨伝導
元々骨伝導イヤホンと言うのは鼓膜に異常がある方の為に作られたイヤホンで、本来なら耳から入って来た音が鼓膜を振動させ、その振動がいくつかの骨を伝わり、蝸牛と言う器官で音の振動を電気信号に変換する事で音を認識する事ができるのですが、鼓膜に異常があると音が耳に入って来ても鼓膜が振動しませんので、全く聞こえていない状態と同じになります。
そこでその振動を直接作り出して骨に伝達する事で鼓膜がなくても音を認識できる様にしたのが骨伝導イヤホンで、水中の様な水で音が吸収されてしまう様な場所でも、直接に骨を振動させますので耳に水が入っていても骨伝導イヤホンから再生されるサウンドはクリアに聞く事ができます。
専用トランスミッターで電波問題を解消
そしてBluetoothの電波到達距離が短くて、水中に入ると電波が吸収されて全く通信できない問題は、専用のトランスミッターを用意する事で解決しました。
このトランスミッターから出る電波はBluetoothの2.4GHzの様な高周波ではなく最最低い周波数の電波を使っていますので、水平50m、水中約60cmまで通信する事が可能です。
ですから50mプールであれば、プールの両端どちらかに送信機を置いていても通信できるスペックですので、もうBluetoothの様な電波切れに合う事はありません。
またトランスミッターはトランシーバーとしても使えますので、遊泳中の水泳選手に直接指示を伝える為の伝達道具としても使えますし、このトランスミッターはBluetooth受信機を内蔵していますので、スマートフォンで再生した楽曲をBluetoothでトランスミッターが受信して骨伝導イヤホンへと転送しますので、音も途切れず快適に泳ぎながら楽曲を楽しむ事ができるのです。
そしてもちろん、陸上でも使えるのは言うまでもありませんので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
この記事へのコメントはありません。