イヤホンやヘッドホンで音の出て来る方向まで感じ取れる3Dイヤホンやヘッドホンがありますが、この原理は非常に簡単で、人間の耳では左右それぞれの耳に入って来た音の大きさや時間のズレによって自動的に方向を認識する事ができるのです。
例えば正面から出る音は同じ大きさで同じスピードで両耳に入って来ますので真正面からの音だと言う風に認識する事ができます。一方右前からの音はと言うと当然右耳の方が音源に近いので右耳に先に入って来た後に左耳に入りますし、音の大きさも左耳は音源の位置には顔でかなりの音波が反射されて小さくなるので、その差で方向を自動的に認識する事ができます。
一方後ろからの音はと言うと、耳に入る前に後頭部に音波が当たり、頭蓋骨を伝達して耳から音を拾う前に耳の聴覚器官へと伝達されますので、その時間差等を認識する事で方向を知る事ができるのです。
つまり3Dイヤホンやヘッドホンではこう言う耳の原理を利用し音を疑似的に作り出して再生する事で人間の耳を騙して方向を認知されているのです。
そして今回はその3D、360°サラウンドの他に音を身体に受けた時の衝撃も感じる事のできるヘッドセット「DROWN」をご紹介致します。
感じるにはアダプター選びが重要
まずこの「DROWN」の能力をフルに発揮させるには付属のイヤーアダプター選びが重要です。
このイヤホンには直径10mmのドライバー(スピーカー)の他にバイブレーションカプラーと言う音を振動に変える、言うなれば骨伝導イヤホン等にも使われている様な振動スピーカーの様なものを内蔵しているのですが、振動を頭、頭蓋骨に伝えるにはこのバイブレーションカプラーをピッタリと耳に密着させなけれっばならないのですが、耳の形は100人いれば100人違う為に誰かの耳にはフィットしても違う誰かにはフィットしないと言う事が出て来ます。
その為にこの「DROWN」には4サイズのイヤーアダプターが用意されており、この中から自分の耳にピッタリと収まるアダプターを見つけるのがまず重要ですし、ピッタリなものを使う事でバイブレーションカプラーの振動はダイレクトに頭蓋骨を振動させ、音波を肌で受けている様な臨場感を与えます。
何気にグラフェンスピーカー
そしてこの「DROWN」には直径10mmのグラフェンスピーカーが採用されています。
最近グラフェンスピーカーを搭載したイヤホンが数多くリリースされている為に、見聞きされた事があり、実際使っておられると言う方も折られると思いますが、このグラフェンスピーカーは次世代の蓄電池の素材としても注目を集めている素材で、電気を流す事でシート状のグラフェンシートは伸縮したり発熱したりする性質があります。
その性質を利用してグラフェンスピーカーは電気を流す事で伸縮し、グラフェンスピーカー周辺の空気を振動させてスピーカーの役割を果たしているのですが、1番の特徴はスピーカーよりも圧倒的に省電力で音を出す事ができる事と、この「DROWN」もそうなのですが再生周波数が10Hz〜20kHzまでほぼ同じレベルの音を出す事ができると言う事なのです。
普通のスピーカーは周波数特性と言って、中高音域に再生のレンジを合わせると低音域の再生が弱かったりするのですが、このグラフェンスピーカーは言うなればオールマイティーなスピーカーなのです。
ゲーミング用なのでマイクも付属
そしてこの「DROWN」は普通の楽曲を聴く為のイヤホンと言うよりはゲーミング用のヘッドセットとして開発されている為にマイクが付属しています。
もちろんマイクは差し込み式で取り外せますのでマイクを外して外に持ち出して普段使いのイヤホン(ワイヤレスではなくケーブルのついた有線のイヤホンになります)としてもお使い頂けるのですが、よりゲーム中の小さなサウンドも聞き逃さない様に完全密閉式となっており、外の音が入らない構造にもなっていますので、移動しながらの使用等は避けた方がベターです。
またこの他にも色々と特徴を持っていますので、詳細につきましては下記URLにて詳細はご覧ください。
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