よくお茶やコーヒーと言うのは淹れ方1つで味が変わると言いますが、これは本当です。
使う水が変わっても味が変化しますし、お湯の温度でも変化しますし、蒸らす時間、淹れるのにかかる時間によっても変化します。
更に突き詰めていくと、コーヒーを例に挙げると、豆の状態や焙煎時間、そして焙煎してから挽いて淹れるまでの時間、焙煎後の豆の保存状態、挽き方でも大きく味は変わって来ます。
そしてこの中でも大きく影響するのが挽き方です。荒く挽くか、細かく挽くかで、お湯との接触面積、そして抽出度合いと言ったものが大きく変化して来ますので、逆に言えばここで自分に合った挽き方を見つける事で好みの味のコーヒーを安定して出す事ができますし、焙煎した豆の状態や、水が変わってもある程度挽き方でカバーする事で同じ味を出す事ができます。
そこで今回は何と120段階に挽き方を変える事ができるコーヒーグラインダー「ARCO hand grinder」をご紹介致します。
トルコ式コーヒーが楽しめるグラインダー
この「ARCO hand grinder」の目玉機能は120段階に豆の挽き方を変える事ができる事ですが、その挽き方は大まかにイブリック(トルコ式コーヒー)、エスプレット、フィルター、コールドブリューの4つに分類されており、それぞれにおいて30段階で豆の挽き方の細かさを指定でき、合計で120段階となっています。
そしてこの中でも私たち日本人には馴染みのあまりないイブリック(トルコ式コーヒー)に使う非常に細かなパウダー状のコーヒーをこの「ARCO hand grinder」は挽く事ができます。
ターキッシュコーヒーとも呼ばれているトルコ式コーヒーは、1杯あたりパウダー状のコーヒー豆6〜7gに対して水60〜70cc、そして甘いコーヒーが好みの方であれば砂糖を入れ、イブリックと呼んでいる鍋を火にかけ、沸騰したら下ろして混ぜまた火にかけと言うのを3回程度繰り返して煮出し、カップに注ぎ、コーヒーの粉が底に沈殿したのを確認してから上澄みを飲むと言うのがターキッシュコーヒーで、「ARCO hand grinder」があればそう言ったコーヒーも味わう事ができます。
手動と電動
そして「ARCO hand grinder」にはハンドグラインダーと電動グラインダーの2タイプが用意されています。
どちらも豆を挽く本体のグラインダーは共通で、手回し用のハンドルを取り付けるのか、電動モーターを取り付けるかの差しかないのですが、安価に楽しみたいと言う方や、アウトドアでも挽いてすぐコーヒーを淹れたりと言う方はハンドグラインダーの方が電源がなくて便利ですし、主に自宅で使われる方であれば、電動グラインダーの方が疲れませんし一瞬で挽けますのでお客さんが大勢でも安心できます。
また2タイプセットと言うものもあり、それは電動グラインダーに手回し用のハンドルが付属していてアウトドアでも使える様になっています。
こぼさずに移動、エスプレッソバスケット
そしてまた、「ARCO hand grinder」は、挽き方だけでなく挽いた後の事に対しても気配りが良く出来ており、例えば一般的なエスプレッソバスケットと言ってタンピングしたコーヒーをセットするハンドルとピッタリ合わせられる様になっており、挽き立てのコーヒー豆を溢さず移し変えるなんて高等技もできる様になっていますので、もし興味を持たれた方は下記URLにて詳細はご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/goat-mug/arco-2-in-1-coffee-grinder
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