最近のスマートフォンは防水とはいえ、長期間使用していると防水シールは劣化して行きますし、落下等でボディーが見た目では分からない程度歪んでいても、長時間の水中に浸けていると水分がスマートフォン内部に侵入して来ると言った事も有り得ますので、防水ケースを使われる方がベターですし、それがスキューバダイビングで10m、20mと潜るのなら尚更です。
ただここで防水ケースを使う上で問題になるのが防水ケースの曇り、レンズの曇りです。そこで今回は防水ケースにつきもののレンズの曇り対策万全な「DIVEROID」をご紹介致します。
ヒートシンクで曇り防止
では何故、防水ケースは曇るのかと言いますと、結果から言えば結露するからです。
結露防止の為に曇止めを湿布すると言う方法もありますが、これは塗った後に綺麗に拭き上げませんと結露が出来たり、撮影した映像に影が出来たり映像が出たりする上に、結露がひどいと曇止めが流れてしまって結果的に曇ると言った事も多々あります。
これを回避する為にはできるだけ乾燥した湿度の低い室内でスマートフォンを防水ケースにセットしてから水中撮影するのがベストなのですが、たいていスマートフォンを防水ケースに入れるのは海辺が船上と言う湿度の高い場所なので防水ケース内にはある程度湿度の高い空気が入った状態で密閉されます。
では何故、地上では曇っていなくても水中では曇るのか?
それは水が冷たい上にスマートフォンの電源を入れて撮影し続けているとスマートフォンが発熱して来てスマートフォン内部の温度が上がって来るからです。
つまり撮影し続ければ続けるほど水中と防水ケース内の温度差は大きくなりますので、夏に氷水の入ったグラスを置いておくとグラスの外側に一瞬にして水滴がつくのと同じで、防水ケース内側に水と接しているレンズ部分に結露が生じるからです。
そしてその曇りを無くすのがヒートシンクで、ケースのボディーに埋め込まれたアルミの棒が水温で冷やされ、冷やされたアルミの棒がケース内部の空気を冷やす事でケース内部の温度上昇を抑え結露を抑えるほか、スマートフォンの温度上昇も抑え、スマートフォンの熱暴走も抑止します。
ダイブコンピュータ機能搭載
そしてこの防水ケース「DIVEROID」にはカメラ撮影機能の他に、専用のアプリ画面に水深、水温、ダイビング時間を表示する機能も持っています。
またこれらの情報は「DIVEROID」に内蔵されたダイビングコンピュータで使われているものと同じセンサーからスマートフォンに送られていますので正確に自分のダイビング情報を知る事ができます。
ちなみにセンサーはバッテリー内蔵で、500ダイブか2〜3年で交換となるのですが、交換の際はメーカーに送り返す必要があるので注意が必要です。
また専用アプリではセンサーの情報を表示するだけでなく、例えば水深限度を決めておけば限界に達すると知らせてくれたり、減圧症を引き起こさない様に浮上のタイミングを誘導してくれたりしてくれる機能も持っています。
ログ機能も充実
そして水中で撮影した画像や動画はダイビングデータ(水深・水温、時間)と共に時系列を追って一覧でスクロール表示できる様になっており、どこでどれくらいの水深で撮影したのかが一目瞭然なので、次回潜る時の参考にも出来ますし、もちろん撮影した画像や動画は、専用アプリから直接SNS等にアップロードできる様になっています。
ただこの防水ケース「DIVEROID」はセットできるスマートフォンが限られており、iPhone最大のiPhone 12 Pro Maxはセットできるのですが、逆に小さいiPhone 12 miniと言った5.8インチ以下の画面を持ったスマートフォンは残念ながら画面をタップするボタンの関係上セットする事ができませんので、詳細を含めて自分のスマートフォンが使えるかは下記URLにてご確認ください。
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