今や日本においても規制緩和のおかげで電動キックボードはモビリティーとしての地位を確立しようとしています。
特に東京や大阪と言った都市部では街中を電動キックボードで行き交う方を見かけますし、東京ではレンタルなども始まっており、折り畳めば持って運べない事もないので自転車の様に駐輪場を探す必要もなく、公道においても原付バイク免許を所持し、保安部品を取付け、ナンバープレートを取得し、自賠責保険をしっかりとかければ原付バイクと同じ様に大手を振って行動を走行する事が可能です。
そのため日本製、海外製を含めて国内で販売されている電動キックボードの数は右肩上がりなのですが、今回は乗り心地に拘った電動キックボード「NIU」をご紹介致します。
ワイドデッキと9.5インチワイドタイヤ
電動キックボードはキックボードにモーターとバッテリーを乗せて自走する事が出来る様にしたのが始まりですので基本的には片足をデッキの上に乗せてもう片方は地面を蹴るか空中に浮かせておく、そうか前に置いている足の後ろに置くと言うのが一般的な乗り方です。
一方で電動キックボードは地面を蹴って進まなくて良いので基本的には安定した姿勢が取れる状態でデッキの上に乗るですが、その際デッキが細いと足を一直線上に置かなければならず左右に踏ん張る事が出来ないので、凹凸のある路面を走行すると身体が凹凸に合わせて左右に揺れて非常に不安定で乗り辛いと言う欠点があります。
そのためこの「NIU」では足を揃えてハの字にして乗ると言う様な乗り方は無理なのものの前後に足を広げハの字に開いてデッキの上に乗る事ができますので、より安定して連続して移動する事ができますし、足を一直線上に置いている時の様に股関節が痛くなったりと言う様な事もありません。
またタイヤもエアレスタイヤ、ノーパンクタイヤと言った空気の入っていないタイヤを使っていますので地面の凹凸がそのままダイレクトにタイヤから足、そして腕へと伝わって来て非常に不快なのですが、この「NIU」はショップアブソーバーは装備していないものの幅広の9.5インチタイヤでより快適に安定した走行をする事ができますので、長距離移動も苦になりません。
日本の公道を走行する為には
ではこの「NIU」を日本の公道で走行させるにはどう言った装備を追加で取り付けないといけないのか見て行きます。
まず最初にヘッドライト、ブレーキライトは既に車両に装備されていますし、クラクション(警報器)も装備されていますのでこれはクリアです。
あとこの「NIU」に必要なものは後方を確認する為のサイドミラー、そしてウインカー、ナンバープレートを取り付けるベースだけで、これら部品はネットでも簡単に購入できますので、ヘッドライトあたりから電源を分岐して自己配線され申請してみてはいかがしょうか?
また「NIU」は前後にディスクブレーキを装備しているのも1つのメリットで、電動キックスクーターは重心位置が高いため、濡れたマンホールの上を通過するとおもわず滑ったりして危ないのですが、前後両ブレーキですとどちらか一方が滑っても、もう一方が制動してくれますので安心です。
走行性能
そして「NIU」の走行性能ですが、最大走行距離は50km弱と他のバリエーションとも共通するのですが、最大時速はEU向けのバリエーションは25km/h、ドイツ向けが20mph、そしてUS向けが20mph(≒32km/h)となっています。
そして駆動はリア駆動、バッテリーは内蔵式で駐輪場等に停車している間に誰かに乗り逃げされない様に登録しているスマートフォンからアンロックする様になっていますので、持って抱えて逃げられたら別ですが、普通には乗り逃げは出来ない様にもなっていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLを後らください。
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