今では65Wや100W出力と言ったUSB-C PD対応充電器は差ほど珍しくもなく、GaN(窒化ガリウム)パワー半導体のお陰で充電器は充電出力に反比例して小型化されており、コンセントに直挿ししても隣のコンセントを隠したりと言う事もなく非常に使い勝手の良いものへと変貌しています。
そのため、長年iPhoneに付属していたUSB充電器とほぼ同じサイズでUSB-C PDに対応していて65Wもの出力を得る事ができるシングル充電器や、MacBook Pro付属のUSB-C PD充電器よりも小型なのに出力は遥かに大きい200Wものハイパワー出力のUSB-C PD対応充電器なども登場しています。
そんな中、今回紹介する「GIGA」は1つは最大合計出力200W、もう一方は130Wとどちらもハイパワーな充電器です。
GIGA 200W
まず最初に合計最大出力200Wの”GIGA 200W”からご紹介しますが、その前にこの”GIGA 200W”はコンセントにダイレクトに差し込むタイプの充電器で、日本やアメリカと言ったUSタイプのプラグを使っている地域ではそのままコンセントに差し込みする事ができます。
またコンセントが日本とは形状が異なる場合は世界各国で採用されているコンセントに差し込める様に変換アダプタがついており、コンセントの差し込み口を折り畳んだ状態でアダプタを取り付ければ、海外へ持って行っても直接コンセントに差し込んで使用できますし、電圧も0〜240Vまで対応していますのでどの国に行っても安心してモバイルデバイスやノートPCを充電する事ができます。
そして出力端子4ポートの出力性能ですが、USB-Cポート3つは全てUSB-C PD3.0規格に対応しており、
USB-C1/C2(100W): : 3.3〜21V/5A; 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/5A
USB-C 3 (30W): PD3.0, 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/2A
USB-A (30W) SCP & QC 3.0: 4.5V/5A, 5V/4.5A, 9V/3A, 12V/2.5A, 20V/1.5A, 11V/3A
と言う出力性能を備え、USB-C1、C2でそれそぞれ100W出力可能な条件としてはUSB-C3、USB-Aを使用しない事です。
また全ポートを使った場合、USB-C1は100W、USB−C2は65W確保され残りの35WのうちUSB-C3だけの使用なら最大30W、USB−C3とUSB-Aを加えて4ポート全てを使うとUSB-C3とUSB-Aを合わせて25Wの出力になるので、ハイパワーで充電できるデバイスはこの辺の出力をよく覚えていないと充電しているのになかなか充電されないとイライラしなけれいけません。
また充電プロトコルとして、ETL, FCC, CB, PSE、PPS/PD3.0/PD2.0, QC4+/QC4.0/QC3.0/QC2.0, PE2.0, PE1.0, AFC, FCP, SCP, SFCPと言った感じでメジャーな充電プロトコロは全てサポートしていますので、どの様なデバイスも最速で充電する事が可能です。
GIGA 130W
次に”GIGA 130W”は出力ポートの数や種類は”GIGA 200W”と同じで出力性能に若干差があります。
まず各ポートの出力性能は”GIGA 200W”と同じです。違うのは複数ポートを使った充電で”GIGA 200”はUSB-C1は100W、USB-C2は65WをUSB-C3、USB-Aを使っても確保していましたが、”GIGA 130W”では各ポートの出力の組み合わせは
USB-C1 + USB-C2: 65W + 65W (130W MAX)
USB-C1 + USB-C3: 100W + 30W (130W MAX)
USB-C2 + USB-C3: 90W + 30W (130W MAX)
USB-C1 + USB-A: 65W + 65W (130W MAX)
USB-C2 + USB-A: 100W + 30W (130W MAX)
USB-C3 + USB-A: 5V/3A (15W MAX)
USB-C1 + USB-C2 + USB-C3: 65W + 30W + 30W
USB-C1 + USB-C2 + USB-A: 65W + 30W + 30W
USB-C1 + USB-C3 + USB-A: 100W + 15W(5V/3A)
USB-C2 + USB-C3 + USB-A: 100W + 15W(5V/3A)
USB-C1 + USB-C2 + USB-C3 + USB-A: 65W + 30W + 15W(5V/3A)
と言う様な形になっており、例えばMacBook Proを2台同時充電した上にiPad ProとiPhoneを同時に充電すると言ったシュチュエーションを考えた場合、USB-C1に接続したMacBook Proは65Wで充電されますがUSB-C2に接続したMacBook Proは使いながらですと充電電力が30Wになりますので使えば使うほどバッテリーが減りiPad ProとiPhoneは15Wを2台で分け合いますので普通のスピードでの充電となります。
ですからMacBookの様なUSB-C PD充電する様なPCを複数台充電する場合は200Wタイプを、ノートPC1台なら130Wでも十分です。
ラップトップアダプタでノートPCにも充電
またこの「GIGA」はUSB-C接続のラップトップアダプタをオプションで購入する事で、USB-Cコネクタを採用していないノートPCを充電する事ができます。
例えばDELLやSONYと言ったメーカーの電源コネクタは先端が円筒形のコネクタになっていますが、そう言ったタイプのノートPCを専用の電源アダプタでなくてもこの「GIGA」とラップトップアダプタがあれば充電する事ができます。
つまり出張や旅行でこの「GIGA」を持って行けば大きくて嵩張る電源アダプタを持ち歩かなくて済みますし、壊れた時も高価なメーカー純正の電源アダプタを買わなくてもこの「GIGA」で代用して充電する事ができますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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