今のMacBookはProもAirもUSB-Cコネクタを2〜4個しか装備していませんので、モニターを接続したり、USBメモリからデータをコピーしたり、USB接続のプリンターやスキャナを接続したりと言う際に充電もUSB-Cなのでポートが足りずにUSB-Cマルチハブを使わないと非常に使い勝手が悪いのもになっている事から、MacBook用のUSB-Cマルチハブは非常に充実しています。
そしてそのUSB-Cマルチハブの殆どがUSB-Cポートを増やしたり従来のUSB-Aコネクタを豊富に備えたり、今ではMacBookから消滅してしまったSDカードリーダーを内蔵したりしており、MacBookにデータを取り込んだり、MacBookに保存してあるデータをコピーしたりと言った時に非常に便利です。
そんなマルチハブにSSDを内蔵したものが最近では種類も増えて来ているのですが、今回紹介する「INVZI MagHub」はSSDをダイレクトにUSB-Cケーブルで接続する事も出来ます。
データの受け渡しに便利なSSD
今回紹介するマルチハブにはプッシュアップ脱着式のSSDケースが付属しており、このSSDケースにはB Key/M Key仕様のM.2 SATAないしM Key仕様のNVMeのうち、2242サイズ、2260サイズ、2280サイズで最大4TByteまでのメモリーを内蔵する事ができる様になっています。
このSSDはハブに差し込んだ状態で使えるのはもちろんですが、SSDにはUSB-Cコネクタを搭載しており、ここに直接USB-Cケーブルを差し込むPCに接続する事でハブなしにPCにマウントしてSSDとデータのやりとりを行う事ができますので、クラウドサーバーを使ってデータをやりとりするには時間のかかるサイズの大きなデータや、メール添付やクラウド経由ではセキュリティの心配がある場合などSSDを使って容易にデータの受け渡しができる様になっています。
またSSDシェルは1つしか付属しませんが、ケースカバーは簡単にスライドさせて外す事ができメモリーの入替も用意な為、複数のメモリーを使い分けると言った使い方もできます。
マグネット脱着式
またMacBook用のUSB-Cマルチハブの場合、USB-Cコネクタの位置やピッチが2016年の変更後、位置変更がない為に専用のものは直接USB-Cコネクタに差し込むタイプのUSB-Cマルチハブも多いのですが、ただ直接USB-Cコネクタに差し込んだ状態でもしマルチハブに過負荷が加わった場合マルチハブだけでなくMacBook側のUSB−Cコネクタも破損する可能性がないとは言えません。
そこでこの「INVZI MagHub」では、磁石によって脱着する方式を採用する事で「INVZI MagHub」を取り付けた状態でMacBookを持ち運んだり、向きを変えたりする時に安定してMacBookに貼り付く様になっている事からUSB-Cコネクタの破損を回避できる様に設計してあります。
またMacBookとはUSB-Cコネクタ2ポート分でガッチリと固定される他2ポート使う事でデータの転送スピードも確保できており、底面カバーはさすがに取付られないものの、ディスプレイ側のカバーは取り付けられる事から、傷がつくのが気になる、カバーの中に写真などをいつも挟み込んでいると言う方の為の配慮もなされています。
拡張ポート
そして肝心の「INVZI MagHub」の拡張ポートですが、これについては他のUSB-Cマルチハブとそう大差はありません。
まずUSB-Cは3ポートあり、1ポートは100W給電用、残り2ポートのうち1ポートはUSB3.2 Gen2に対応し最大10Gbpsでの通信が可能な他、もう1ポートはUSB3.1 Gen1で最大5Gbpsでの通信となり、USB-AもGen2対応が1ポートとGen1対応ポートが1ポートの合計2ポートになります。
またこの他にギガビットイーサネットを1ポート、SD、microSDカードリーダーはUHS-IIには対応しておらずUHS-I対応メモリが最速メモリになり、最大4TByteまでのメモリーが利用できます。
そしてこの「INVZI MagHub」のHDMIポートは3ポートあり、HDMI+HDMIないしHDMI+DisplayPortと言う組み合わせで最大2台のディスプレイを増設できるのですが、DisplayPortをサポートしているのが特徴的です。
なおお決まりですがMacBookは2台ディスプレイが接続できたとしても1台はミラーモードでMacBookと同じ内容が投影される他、M1チップ搭載のMacBookは1台しか増設できず注意が必要となりますので、詳細につきましては下記URLでご確認ください。
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