気候的には寒くなり外に出るのが億劫になる季節がやって来ましたが、気温が低下する事で雲の発生が抑えられ空の透明度!?が上がる事で天体観測にはピッタリな季節になって来ました。
そこで今回は天体観測にピッタリなカメラ「DWARF II」をご紹介するのですが、この「DWARF II」の特徴としてバックパック1つで持ち運べると言う事と、天体観測以外にもバードウォッチングと言った野生動物の観察と昼夜問わずマルチに使えるのが魅力的なカメラです。
広角と望遠レンズのダブルレンズを装備
今回紹介する「DWARF II」が天体以外に野鳥や野生動物、そして風景などを見たり撮影したりする事ができるのは、この「DWARF II」が100mmの望遠レンズの他に広角レンズを備えているからです。
しかもこの「DWARF II」では通常、天体望遠鏡と言えば筒状のものになりますが、プリズムを使い映像を90°屈折させる事で筒状の望遠鏡を本の様な形状に変えていますので運搬、持ち運びと言う点においてはこれ以上携帯性の良いカメラはないと言っても良いでしょう。
しかも「DWARF II」で捉えている映像、風景はWiFiで接続されたタブレットやスマートフォンから確認できる他、「DWARF II」の操作もタブレットやスマートフォンから行いますので、カメラの側についている必要はなく、暖房の効いた室内や車の中から操作すると言った事もできます。
魅力的なフィルター3種
一般的にCCDカメラには赤外線をカットする赤外線フィルターが装備されています。これは太陽などから照射された目には見えない赤外線をCCDが受光してしまうと映像全体がピンクや紫がかっている様な全体的に赤味が強くなった様な映像になってしまうからです。
ですが天体観測においては星から放出された赤外線をCCDが受ける事で目には見えない天体を撮影する事ができますので一般的なこう言った天体観測用のCCDカメラには赤外線フィルターは入っていませんが、この「DWARF II」では昼間の風景も撮影できる様に考えられていますでの、あえてON/OFF可能な赤外線フィルターを搭載しており、天体と風景撮影の両方が行える様になっています。
また「DWARF II」には太陽の撮影に欠かせないマグネット脱着のレンズに入る光量を落とすND (Neutral Density)フィルターの他、UHC (Ultra High Contrast)フィルターが付属しているのがお得な所で、このHCフィルターは星雲などを撮影する際に、周囲で点灯している水銀灯やナトリウム灯など放つ光に含まれる星雲撮影に影響を与える光の波長をカットしつつ、III(496nm & 500nm)、Hβ(486nm)、 NII(654nm &658nm)、 Ha(656nm)、 SII(673nm)等の散光星雲や惑星状星雲などのガス星雲が放出する波長の光だけを通すフィルターが付属しています。
ジンバル搭載でオートトラッキング
また「DWARF II」にはジンバル(=電動雲台)が搭載されており、一度セットした星や惑星、星雲と言った星空を自動的に追随して撮影する機能を持っています。
ただ天体望遠鏡ではこう言った天体の追跡撮影機能と言うのは珍しくありませんが、この「DWARF II」は星空以外にも風景を撮影する機能を持っており、その撮影対象が野鳥や野生動物であった場合、こう言った動物を自動追尾して継続撮影する機能も持っており、野鳥観察や野生動物の観察などにも活用する事ができますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/tinyscope/dwarf-ii-a-portable-and-versatile-smart-telescope
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