レーザー彫刻機はレーザーの持つエネルギーによって素材を焦がすと言うか焼く事で文字やイラスト、模様なものを彫刻したり、出力の高いレーザーモジュールを使えば紙やカッティングシートだけでなくプラスチック等もレーザーでカットして切り出したりする事も出来ます。
そんなレーザー彫刻機の中には金属やガラスと言ったものにレーザー彫刻が可能な高出力レーザーモジュールを搭載したものや、ローラーモジュールで瓶やグラスの様な円筒形のものを回転させながら彫刻できたりするものなど非常に種類は多彩です。
そして今回紹介するレーザー彫刻機「Spider M1」は何とポスターやステッカー、サインボードなどを描くのにとっても便利なレーザー彫刻機です。
自走できるからリミットなし
今回紹介するレーザー彫刻機「Spider M1」は何と自走する事ができるのです。
つまりこのレーザー彫刻機「Spider M1」は出力5Wのレーザーモジュールを搭載した”Spider M1”と出力10Wのレーザーモジュールを搭載した”Spider M1 Pro”では彫刻可能エリアが幅200mmなのですが、縦と言うか長さは自走出来る事で実質無限大で、ロール状のカッティングシートを伸ばして広げ、例えば横断幕の様なものを作ったり、大きなコルクボードをレーザー彫刻してサインボードを作ったりと言った事がこの「Spider M1」なら可能です。
また”Spider M1 Pro Max”は10Wレーザーモジュールと横幅400mmのレーザー彫刻が可能なので、痛車に貼るステッカーを自作するのも夢ではありません。
レーザー彫刻の幅を広げる”Dedicated Frame”と”Micro Adjuster”
ただ自走できる能力を得た事でターゲットとなる素材が板や紙の様な平らで平面なものになっており、財布やコースター、ジッポと言ったレーザー彫刻してみたい素材に対して「Spider M1」はレーザー彫刻を行う事ができません。
そこで”Dedicated Frame”と言う台をオプションで用意する事で「Spider M1」が自走しながら移動でき、なおかつかさ上げする事で厚みのあるものに対してもレーザー彫刻する事が可能になります。
またかさ上げした事で土台の高さ以下の厚みのものに対しては焦点が合わずレーザー彫刻が施せないため、ジッポの様なそれほど厚みのないものをレーザーのフォーカスが合う位置まで高さを上げる為の”Micro Adjuster”がオプションで用意されていますので、この2点を同時に揃えておくと、瓶やグラスと言った円筒形の以外の素材はほぼどの様な素材に対してもレーザー彫刻が施せます。
また「Spider M1」を動かす為の専用アプリも用意されており、このアプリでは画像を取り込んで自動的にデータ変換してくれたり、文字を入れるだけですぐにレーザー彫刻できたりと初心者でも非常に扱い易いアプリになっています。
レーザー彫刻可能素材
そしてレーザー彫刻可能な素材ですが、5Wレーザーモジュールの方は出力が小さいため、紙、コルク、クラフト材、布、革、ウレタンフォーム素材あたりの素材そのものが柔らかいものを想像しておいてもらうと良いかと思います。
また10Wレーザーモジュールではアクリルや大理石やタイル、セラミック、アルミ、ステンレス、鉄と言った素材に対しても彫刻が施せますし、5Wレーザーでは彫刻しか出来なかった素材のカットも、厚み10mm以下と言う制約はあるものの切断作業も出来ますので、レーザー彫刻した上で切り抜くと言った事も出来ますので、具体的な詳細は下記URLをご確認ください。
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