Newガジェット

Arduino制御のパタパタと入れ替わるフリップディスクを使ったセグメントディスプレイ「Flip-disc Displays」

フリップディスプと言うのはオセロの駒の様に表裏で色が違ったりする円盤(ディスク)の事を指し、このフリップディスプは例えばバスの運行状況を示す掲示板などに使われていたり、状態を表すサインボードなどにも使われています。
このフリップディスプのメリットは、LEDは半永久的に壊れないと思われてはいますが、電球や蛍光灯と比較すると点灯時間が何百倍、何千倍と長いだけでいずれは切れて点灯しなくなりますが、フリップディスクはただ表裏が入れ替わるだけですので、そう言った寿命を迎えて壊れると言う事はまずありません。

更にディスクを単純にカラーで色分けするのではなくサインやアイコンをプリントする事でそのフリップディスクが表示している・指し示す内容を分かり易く説明する事が出来ます。
そんなフリップディスプを使って数字を表示するのに用いている7セグディスプレイに仕上げた「Flip-disc Displays」をご紹介致します。


5種類のフリップディスク・ディスプレイボード


今回紹介する「Flip-disc Displays」には種類としては5種類のディスプレイボードが用意されており、1番多用な表示が行えるのが7セグボードです。
7セグと言うのは7つの線を使って0〜9までの数字を表示する為の表示装置で、7セグLEDが広く表示装置として使われていますが、この7セグボードの大きさは122mm×91.5mmとサイズ的には文庫本よりも少しコンパクトなのですが、この7セグディスプレイを4つ並べてデジタル時計を作るとサイズ的には152mm × 476.5mmと横幅は50cm程度になりますので、大きなデジタル時計をこのフリップディスク・ディスプレイを使って作成してみたいと言う方にとってはピッタリなサイズではないでしょうか?

そして7セグディスプレイ以外にはダブルコロン、トリプルコロンボードが用意されており、ダブルコロンは時計であれば時と分とを分ける為に使用できます。

更に7セグディスプレイの縦と横のラインをカットした様なフリップディスクが3つ並んだ3列×1、フリップディスクが7つ並んだ7列×1と言った長方形のボードも用意されていますので、これらを組み合わせてサインボードや迷路の様なものも作れますし、フリップディスクは黄色の他にオレンジ、緑、白の4色が用意されています。

そしてこのフリップディスク・ディスプレイはオンボードされているフリップディスクを7セグフリップディスプレイを含めて1つ1つ制御する事が出来ますので、例えば7セグ・フリップディスクであれば0〜9の数字を表示出来るのはもちろんですが、アルファベットなども表示する事が出来ますし、!マークなどの記号も一部は表示できるため、数字・アルファベットを含めて複雑な表示が可能です。

更にフリップディスクに直接何かアイコンやイラストをプリントしたものを貼り付ければ、ステイタス表示する為のディスプレイとしても利用可能です。


デイジーチェーンで簡単接続


次にこの「Flip-disc Displays」はシリアル制御のフルカラーLED WS2822の様にデイジーチェーンで接続できますので、後からボードを入れ替えて表示の仕方を変えようと思えば簡単に変える事が出来ますし、表示のケタ数を増やそうと思えば増やす事も出来ますし、7セグを増やして文章を流すと言った様な使い方も出来ます。

更にこの「Flip-disc Displays」の制御には”Arduino”が使われており、各種Arduinoで制御する事が出来るのですが、専用のボードも用意されておりArduino初心者の方でも簡単に「Flip-disc Displays」を使って制御しする事が出来ますし、「Flip-disc Displays」の制御もライブラリが用意されており、このライブラリを使い7セグディスプレイならどう言った文字を表示するのか送信するだけで表示内容を切り替える事ができますし、その他のディスプレイに関しても、どのフリップディスクをONにするのかOFFにするのか指定するだけなので、複雑なプログラムテクニックは要求されておらず簡単に様々表示が可能です。

またArduinoの他にはArduino互換と言われているEvery / IoT 33 / ESP32 と言ったボードも使用出来る様になっているのもポイントです。


これからプログラムを始める方にはテスト用シールドも


そしてもし、これからプログラミングを始めてみたいと思っている方にはこのフリップディスクの制御を簡単にテストする事ができるシールドが用意されており、3×1、ないし7×1のディスプレイを使って制御の仕方からプログラミングの仕方を事前に学ぶ事が出来る様にも準備されていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/marcinsaj/flip-disc-displays-arduino-based

aptXをサポートし360°サラウンドサウンドを奏でる、激しく動いても外れないオープンイヤータイプ・イヤホン「OWS Sports」前のページ

2組4本のイヤホンを使って最大4人でシェアする事ができるANC&ENC搭載ワイヤレスイヤホン「DUOPONE」次のページ

関連記事

  1. Newガジェット

    熱帯夜をいかに快適に熟睡できるかを追求した、究極のメモリーフォーム・ピロー「Waveform Pil…

    今年も始まって既に4ヶ月目に突入し、もう3〜4ヶ月と経つと本格的な夏が…

  2. Newガジェット

    カジュアルからフォーマルまで、服装により合わせて易くなったベルト「SMART BELT UNIVER…

    みなさんはベルトってどれくらいの頻度で買い換えますか?特に穴の空い…

  3. Newガジェット

    ミルクを入れてもシリアルのサクサク感を最後まで楽しみたい方の為のマグボトル「CrunchCup」

    シリアルの食べ方として一般的なのは、そのままシリアルだけを食べる方法と…

  4. Newガジェット

    力のない女性でも手軽に使える様にと考えたら、絞り器の様な形になったエスプレッソメーカー「The NE…

    エスプレッソと言うのは、細かくグラインド(砕いた・挽いた)したコーヒー…

  5. Newガジェット

    完璧にスリや泥棒対策が施されたバックパック「Berg Backpack」

    あなたは満員電車やバスに乗っていた時にカバンの中に入れていた財布や貴重…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

PAGE TOP