フィラメントと言う素材を使って3D造型を行うFDM方式の3Dプリンターは、印刷を行うプリンター並に種類も多く価格も比較的安価になって来ており、子どもと一緒に3Dプリンターを使って何か作ってみようと、この夏のボーナスで購入する事を計画されているお父さんも多くおられるのではないでしょうか?
ただワープロソフトを使って文章を作って印刷するのと違い、3Dプリンターを使った3Dプリンター造型はCADソフトを使いますので、CADソフトを使った事がない方には結構ハードルが高く、せっかく3Dプリンターを買ってもCADソフトで立ち往生し挫折される方も多くおられます。
ですが今回紹介する3Dプリンター「Kidoodle MiniBox A1」は最初から子どもさんと3D造型する事を前提にしていますので、買ってすぐにだれでも3Dプリントを楽しむ事が出来ます。
アプリを使って簡単プリント
今回紹介する3Dプリンター「Kidoodle MiniBox A1」では、今まで3Dプリンターはおろか、CADアプリも使った事がない方が、3Dプリンターを箱から出せばすぐにプリント出来る様に専用のスマートフォンアプリが用意されており、アプリを使えばアプリに掲載されている造形物を選ぶだけで何でも3Dプリントする事が出来ますし、基本的には造形物の一覧から選んで3D造型を行う事をこの3Dプリンターは前提にしていますので、サンプルの数は非常に多く、今お子さんが3Dプリントしてみたいものを何でも3Dプリントする事ができます。
1個あたりわずか21分で造型
次にこの3Dプリンターの造型性能ですが、造型ボリュームは最大100mm×100mm×90mmで、解像度は0.1mm、積層ピッチは0.1〜0.2mmとあまり高精細ではありませんので、フィギュア等の細かな造型には不向ですが、こどもさんが遊ぶ様なおもちゃ的なものを3D造型するには最適で、スピードモードにして3Dプリントすれば600mm/sと言う超高速での3Dプリントが可能で、用意されているデータの殆どを21分と言う非常に短い時間で3Dプリントが行える様になっていますし、出来上がった造形物の精度を上げたげれば100mm/sの造型スピードのサイレントモードで造型すればより緻密にプリントする事が出来ます。
そしてまたこの3Dプリンターで扱えるフィラメントの種類はPLA、PLA+、PETGの3種類になります。
セーフティー
そしてこの3Dプリンターでは、好奇心旺盛な子どもと一緒に使う事をコンセプトに作られていますので、安全性についても最大限配慮されています。
まず最初にフィラメントを溶かした際に発生する有害なガスを子ども達が吸い込まない様にボックス型にして密閉しているだけでなく、もし3Dプリンターを開けた際にはすぐにヘッドを停止させると共に、ノズルヒーターを切って手や指を火傷したりしない様に工夫されていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/kidoodle3d/kidoodle-minibox-a1-the-seed-of-imagination
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