RaspberryPiでモニター搭載の省電力ガジェットを作る場合、気になるのは消費電力ですよね。電源供給が常に可能な場所に設置したりするのであれば問題ありませんが、バッテリーを搭載してリモート等で使うとなると、やはり気になるのは消費電力です。消費電力が高いとすぐにバッテリー切れになり、動かなくなりますから。
ましてやディスプレイ搭載になると、TFTは論外か、表示させては、何もアクションがなければすぐに消す!!と言った必要性があります。残るは省電力のOLEDやE-Inkディスプレイを使うしかありません。
この「E-paper display HAT」はRaspberryPiのHAT規格に準じて作られた2.7インチ(264 x 176 pixel )のディスプレイを搭載した拡張ボードで、RaspberryPi A、B、B+ 、2、いずれにでも使えます。
しかもE-Inkは入射光を反射してディスプレイ表示しているのでバックライト不要、更に書換の時にしか電力を使わないのでとても省電力。なので、バッテリー駆動で動作させてもディスプレイを増設したとしても消費電力は微々たるものです。更にRTCモジュールも搭載しているので、WiFi接続がない状態で時間補正できなくても大丈夫。搭載されているRTCモジュール、DS3231は年に5分程度しか狂いません。
ただE-Inkの難点は反応速度が遅い事。なので高速にディスプレイを書き換える必要性のあるものを表示させるのには不向きですが、常に変化の少ない値をディスレイしておくのにはとっても便利なディスプレイです。
カラーじゃないけど、省電力なディスプレイが欲しかったと言う方は下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/1372954669/e-paper-display-hat-for-the-raspberry-pi
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