古くから身に着けるスピーカーとしてはイヤホンやヘッドホンしかありませんでしたが、バッテリーとBluetoothと言う通信モジュールを搭載してワイヤレス化してからは骨伝導イヤホンと言って骨を振動させて音を伝えるワイヤレスイヤホンや、最近注目のネックスピーカーと言って首にかけるだけのスピーカーも増えて来ています。
このネックスピーカーは首にかけてしっかりと聞こえるの?回りの雑音に邪魔されて聞こえ辛いんじゃないの?、音漏れして周囲の人に迷惑をかけるんじゃないの?と思われがちですが、スピーカーの位置や方向を工夫する事で耳からスピーカーの位置が離れていてもダイレクトにサウンドを耳へ届け周囲のノイズもアクティブノイズキャンセラーによって低減されますので、驚くほどクリアに聞こえます。
そして今回は最近増えて来たオーディオ・グラスと言う、メガネとウェアラブルスピーカーが融合した「Mutrics GB-30」をご紹介致します。
テンプルとスピーカーの融合の利点
オーディオ・グラスには骨伝導スピーカーと今回紹介する様に従来のスピーカーを内蔵した「Mutrics GB-30」の様な2タイプがラインナップされています。
骨伝導スピーカーはメガネのテンブル(つば)と呼ばれる耳にかかるフレームに内蔵させる事で頭蓋骨に密着させられるだけでなく、耳の近くにスピーカーを置く事ができる事からよりクリアに音を耳に届ける事ができ、何よりもメガネやサングラスを愛用している方なら身に着ける事に慣れていますので違和感や負担感がありません。
ただ骨伝導スピーカーは重いので、昔のレンズにガラスを使っていた時代のサングラスの様に重いのが難点です。
一方スピーカーを内蔵したものは骨伝導の様な重さの難点はありませんが、テンプルと言う制限のある場所に内蔵しますので設計の仕方によっては音漏れが大きいのが難点なのですが、この「Mutrics GB-30」では密閉されたテンプル内にスピーカーは内蔵されており、スピーカーから発せられたサウンドはダクトを通ってダイレクトに耳に入る様に指向性を持たせてあるだけでなくダクトの出口もできる限り耳に1番近くなる位置に設けてありますので、ほぼ音漏れはありません。
またapt-Xプロファイルに対応していますので、apt-Xに対応したAndroidスマートフォンやオーディオプレイヤー、PCなどとBluetoothでペアリングして使用するのであればANC(アクディブノイズキャンセラー)も搭載しており音質も申し分ありません。
ゲームコントローラーの様な操作ボタン
そして右側のテンプルに装備されたゲームコントローラーを連想させるボタン類は、実際にゲームをプレイする為の操作ボタンではありません。
十字キーはクリックで再生と停止の操作、そしてダブルクリックでSiri等の音声アシスタントの呼び出しが行え、A,Bボタンを連想させる隣のボタンはボリュームのアップダウンと曲送り、曲戻しが行えます。
またテンプル下のボタンは電源のON/OFFボタンになります。
交換可能な2種類のレンズ
そしてこの「Mutrics GB-30」には交換可能な2種類のレンズが付属しています。
1つは屋外での装着を想定したUV400カットレンズ、そしてもう1枚はブルーライトカットレンズです。
ブルーライトカットはスマートフォンやポータブルゲーム機等でゲームをプレイする際に交換して装着する事で有害なブルーライトから目を守るだけでなく、ハイクオリティーなゲームサウンドも周囲に気を使う事なく楽しめますし、また耳を塞がないオープンエアですので周囲の人から声をかけられてもすぐに反応できます。
またラインアップですが、フレームの色はブラック、グリーン、ホワイト、ピンクの4色で、テンプルの幅が140mmの大人様(色はピンク以外の3色)、そして子どもや女性用のテンプル幅が133mm(色はホワイトとピンク)の2種類が用意されていますので、詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/mutrics/mutrics-gb-30-ultra-slim-smart-audio-glasses-for-gamers
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