一般の人はあまり使う機会もありませんが、電気関係の仕事をしている物にとっての必需品としてテスターがあります。
通常テスターは小さな箱タイプのものが多く、そこにプローブと呼ばれる端子を挿して使うのですが、この箱タイプのものは机上で使うにはいいのですが、現場で使うとなるとプローブが短くてテスター本体を床に置くと計測ポイントまでプローブが届かないだとか、プローブが届く範囲でテスター本体を置くと今度はテスターのモニターが見えずに計測しつつ数値をチェックするのに苦慮する事が多々あります。
そう言う現場で使う事も考えてペン型のテスターと言うものもあります。ペン型と言うのはテスター本体にプローブがついており計測しつつ手元で数値が確認できるのでとても便利なのですが、計測ポイントが奥まっており周りにテスターのモニターを見るのに邪魔な配線や機器がたくさんあるとモニターが見辛くなるのが難点です。
せっかく手元にモニターがあるのに見辛いor見えないと言う欠点を解消して最高に使いやすいペン型テスターに仕上げたのがこの「Sensify multimeter」です。
この「Sensify multimeter」の一番の特徴は液晶の表示部分が可動式になっており表示部分を90度曲げる事ができる事です。曲げる事ができますから奥まった場所を計測する場合でも液晶を見やすいポイントまで曲げて持てば計測と数値確認がとても楽に行う事ができます。
それに加え表示の切替で表示を反転する事ができますのでペン型テスターの場合、通常は右手持ちで読みやすい状態で表示されるので左手で持つと表示が上下逆さまになってしまい読み辛くなってしまうのですが、この「Sensify multimeter」は左手持ちで読みやすい状態で表示できる様に表示を切替える事もできます。
また「Sensify multimeter」で計測できるのは
直流電圧:200mV/2/20/200/1,000 V
交流電圧:200mV 2/20/200/1,000 V
DC電流:2000mA/10A
AC電流:2000mA/10A
抵抗:2k/20k/200k/20MΩ
ダイオードチェック:0~1.5V
導通テスト
になり、レンジは自動または手動どちらでも設定可能です。
また液晶部分はバックライト搭載のOLEDディスプレイを採用しており最大表示値は1999(なのでレンジ設定が通常のテスターが1000刻みなのに対してこの「Sensify multimeter」は2000刻みになっております)、測定カテゴリCAT III及びQS38に準拠しています。
そして「Sensify multimeter」にはBluetoothモジュールを搭載してスマートフォンやタブレットに専用アプリケーションをインストールする事でスマートフォンやタブレットを使って計測する事ができるバージョンも用意されていますので、詳細は下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/mxel/the-world-smallest-multimeter-reinvented-by-sensif
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