今回紹介するマグネット式の充電ケーブル「Magcord」ですが、このこの「Magcord」はただのマグネットケーブルではなくコネクタ部分に電圧・電流の制御回路を搭載したマグネットコネクタで、このマグネットコネクタ「Magcord」を使用してスマートフォンやタブレットを充電する事でスマートフォンやタブレットに内蔵されたバッテリーは適切な電圧・電流で充電されますから「Magcord」を使って充電する事でバッテリーを保護しバッテリーを長持ちさせます。
例えばスマートフォンやタブレットを充電するのに一番最適な充電器はと言うとスマートフォンやバッテリーに付属して来た充電器で充電するのがベストなのは誰もが分かる事ですが、例えばiPhone 7は実は2A近い電流で急速充電可能なのですが、実際にiPhone 7に付属して来る純正の充電器は1Aです。その前のバージョンのiPhone 6sは最大1.5Aで充電する事が可能ですが、こちらも製品の付属して来る純正の充電器は1Aです。
では実際2Aで充電した方が早く充電できるのに何故？2A出力の充電器を付属しないのか？それはスマートフォンに多く使われているリチウムポリマー電池は動作保障温度と言うのがありそれを超えて使用(充電もそうです)すると劣化してしまうからで、1Aより2Aで充電した方が当然の事ながら発熱量は増えますので実際にスマートフォンが充電中に熱くなるのを感じながら充電を続けているとバッテリーの劣化が進み充電容量が減って、100%まで充電したはずなのにすぐにバッテリーが減って50%とかになってしまうと言う方は、きっとスマートフォンが熱く発熱するのを感じながら充電してしまった事があると思いますが、そう言う理由もあり2Aで充電するのはリスクが高い事から1Aの充電器を付属して販売しているのだと思います
それにiPhoneの純正充電器の内部には充電コントローラーICが入っておりiPhoneと通信しながら実は充電電流を制御しており、最初は1A近い電流を流していますが、80%も越えると徐々に電流を落として行って充電を行います。これは例えばコップの縁スレスレまで水を入れる時に最初勢いよく水を入れてもある程度水を注いだら注ぐ水の量を徐々に減らして行き最後にはチョロチョロと注いで縁いっぱいにしますが、これを水を注ぐ量を変えないで最初と同じ様に入れると100％溢れますし、これは充電式のバッテリーも同じで100％になるまで2Aで充電したとすればバッテリーは過充電となり充電池が劣化するか壊れるか最悪発火します。
つまり、急速充電をうたう充電器を使えば早く充電はできるのですが、それが充電コントローラーを搭載していないものでスマートフォンのバッテリーが100％になったのに2Aもの大電流を流す様な充電器ではスマートフォンを早く傷めてしまうのです。
ではこの「Magcord」はどうなのか？と言いますとマグネットコネクタ内に充電コントローラーを内蔵し、スマートフォンと通信して接続したスマートフォンやタブレットが何であるのか？また今現在のバッテリー容量は何%なのかを把握して充電電流を制御しますので、「Magcord」を使う事で早くそして安全に充電を行う事ができると言うワケです。それは充電先のスマートフォンやタブレットだけではありません、電源側のUSB充電器がどう言うタイプのものであるのか？USB充電器なのか？PCなのかをも把握して充電器側も制御しますので、例えばAndroidスマートフォンに付属して来た純正のUSB充電器を使用してiPhoneを充電しようとした時に何故か0.1Aも流れない(純正品なのでそれ以外のものが接続された場合は充電電流を抑制する様に作れているものもあります)と言った事があっても、この「Magcord」を使えば1Aで充電できますし、もちろん電源がUSB2.0ポートを搭載したPCであっても普通なら500mAしか出力しませんが、この「Magcord」を使用する事で1Aで充電可能になります。
また用意されているコネクタはLightning,microUSB,USB-Cの３種類で、データ通信には対応しておらず充電専用になりますので、詳細については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/kindxy/magcord-an-ultrafast-charging-cord-works-on-all-de
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