今年は暖かくなった時期も遅くなおかつ朝晩と日中の温度差の激しい日が多く、朝晩と日中で10℃以上気温が違うと言った日も珍しくはありませんでしたが、そうなると困るのが衣服です。朝出かける時の気温が10℃で日中が20℃だとすると、朝来て出たコートや上着は日中は流石に着ていると汗ばんでしまいますから脱いで手に持つ事になるわけですが、これが帰宅時間が早いと手荷物状態のままで、朝一番の寒ささえ何とかできれば日中に上着と言う名の手荷物が増える事もないのにと思われた方も多いかと思います。
そんな寒い時だけはヒーターで暖かくし、日中はヒーターを止めて普通のパーカーとして着る事ができるのがこの「Fyre」です。
ではこの「Fyre」はどの様な熱源を用いて熱を発生させているのかと言いますと、カーボンファイバーヒーターと言う植物性炭素繊維を極薄のフィルムで挟んで封入したシートを生地と生地の間にサンドイッチして温めています。カーボンファイバーヒーターは従来の電気を通すと赤く光るニクロム線に比べて半分の電力で同等の発熱効果が得られる上にどの様な形にでも加工する事ができる上にフィルムでサンドイッチしていますので空気に触れる事も、水に触れる事もありませんので、濡れても大丈夫と言う特性から最近では衣類ではダウンジャケットにカーボンファイバーヒーターが内蔵されたものや、車のシートヒーター等にも幅広く利用されています。
ですからこの「Fyre」においても洗濯ができますので(乾燥機は不可)、普通の衣類と同じ様に扱う事ができます。
そしてこの「Fyre」は背中と胸にカーボンファイバーヒーターを内蔵する事で、前からも後ろからも温める事ができる様になっており、外気温がマイナスだとしてもこの「Fyre」はパーカーやカーデガンなのにも関わらずその中は21℃まで温める能力を持っていますので、雪の降るような寒空であっても「Fyre」の中はポカポカの春の陽気です。
ただそれだけ外気温が低いと温めるのに使用する電力は相当なものですし、ずっとフルパワーでヒーターに通電していると6,000mAhと言うバッテリーを搭載している「Fyre」であってもあっと言う間にバッテリーがなくなってしまいます。ですからこの「Fyre」では温度センサーとコントーラ-を内蔵しており、指定の温度に達すればヒーターを切るか流す電流を押さえて温め過ぎを防ぐと共に節電に努めますので、同等のヒーターを内蔵したダウンジャケットよりもずっとずっとバッテリーは長持ちします。
しかもこの「Fyre」はその温度はスマートフォンから指定でき、1℃単位で変える事ができるのです。では何故わざわざ温度設定できる様にしたのかと言いますと、快適性と言う側面もありますが、節電の為でもあります。快適性から言うと、19℃が適温な方もおられれば21℃、それ以上と言う方もおられますが、19℃が適温な方が21℃設定にした「Fyre」を着ると常に暑いと感じ逆に暑すぎて汗をかいて不愉快に感じますが、19℃に設定できればその方にとっては適温ですので汗もかかずに快適に1日を過ごす事ができますし、ここで2℃下げる事で使用する電力もそれに比例して抑える事ができますので、1回の充電で温める事ができる時間も21℃設定の方に比べて長くなると言うわけです。
その他にも21℃が適温の人でも「Fyre」の中は21℃まで加熱されているにも関わらず外気温によっては氷点下だったりしますと、頭や顔、手先や足が冷えていると21℃とは思えない事もあります。そう言う時は設定温度を上げて調整する事ができますし、今の様な朝晩と日中の気温の差が激しい時は朝晩は21℃が適温だとしても日中に太陽が照っていれば、切ってしまうと寒いけれど、18℃とか19℃設定なら適温に感じると言う場合がありますので、そう言う気温の変化に関しても柔軟に対応する事ができ、温度を下げる事ができれば節電に繋がると言うわけです。
ですからスイッチ1つで温度が固定されるヒーター内蔵の上着に比べてこの「Fyre」はすごく快適に着こなす事ができるのです。
またバッテリーは右のポケットに入れる様になっているのですが、この「Fyre」に付属するバッテリーにはUSB端子が設けられており、スマートフォンのバッテリーがなくなって危ないと言う時はこの「Fyre」から充電する事もできるのです。そんな「Fyre」にはパーカースタイルの他にカーデガンも用意されており、色もブラック、グレイ、ネイビー・ブルー・ターコイズと4色、そして男性用、女性用としてXS~XXLまでの6サイズが用意されていますので、サイズや色の詳細については下記URLにてご確認ください
この記事へのコメントはありません。