デジカメやビデオカメラではほぼ100%ついている手ブレ補正も、スマートフォンになると手ブレ補正がついているスマートフォンの方が少なく、後から撮影した画像を見てみるとパッとスマートフォンの画面で見た感じでは何ともなくても、拡大して見ていると手ブレが影響してボケていると言うのは、室内や夜、暗い場所での撮影ではよくある事ですし、移動しながらの撮影もさすがに4K撮影に対応したiPhoneの動画を4K対応のテレビ等で見ると映像が綺麗になり過ぎていて逆に上下に揺れる映像を見ているだけで酔ってしまいそうになったりと手ブレ補正があるのとないのとでは大違いで、そんな手ブレ補正を後から追加できるガジェットがスタビライザーで、この「Rigiet」も上下左右どの様な方向の揺れをも吸収して安定した映像の撮影をする事ができます。
ではまず「Rigiet」の機能の見て行く前にハードのスペックを見ると
装着スマートフォンサイズ:画面サイズ4.7〜5.5インチ
可動範囲:チルト(上下方向):-150°〜150° / パン(左右方向):-150°〜150° / ロール:(回転方向)-45°〜225°
連続動作時間:3時間
とほぼ全球方向、どの方向に向けても姿勢を保つ事ができ撮影するのに死角は全くありません。現にスマートフォンを取り付けた「Rigiet」を撮影者の前に置いて観覧車が回転するのと同じ様にスマートフォンを動かしたとしてもジンバルが働き、スマートフォンは向きを変える事なくスムーズに何周でも周続け、どこかの角度でフレーム部分にスマートフォンが引っかかって動作が止まってしまうと言う事がない様に設計されていますので、可動範囲を気にしながら気を使って撮影しなければならないと言う事がありませんので、自由に思うがままにスマートフォンを移動させて撮影する事ができますし、スマートフォンは縦置き、横置きどちら向きの撮影もできる様になっています。
また「Rigiet」のグリップ部分には各種ボタンが備わっており、スイッチとジョイスティックを使ってスマートフォンの方向をジョイスティックで変える事ができるほか、ジョイスティックをダブルクリックする事でスマートフォンの向きを固定できるなど、撮影モードは多彩ですし、スマートフォンに専用の撮影用アプリケーションをインストールすればグリップのボタンで撮影の開始や停止を操作できるほか、ズームイン・ズームアウトと言った画面操作もできてしまいますので、撮影中に画面を触って操作しなければならないと言う事はありません。
そしてこの「Rigiet」が他のジンバルと機能的に決定的に違うのは手でスマートフォンの向きを変える事ができる事です。普通はスマートフォンの向きを固定する為に各軸のモーターは動きを常に監視し、動いた方向と逆方向にモーターを回して方向を固定しようとするので手で自由に向きを変えるなんて事は出来なのですが、この「Rigiet」はそれを許可しているのですから、この技術は素晴らしいと言えます。例えば、ジョイスティックを使ってどうしても微妙にアングルの変更ができないと言う方もおられるはずですし、慣れるまでは手で向きを変えた方が楽なのは当然ですから、それができるでだけでもこの「Rigiet」を手にする価値があります。
そして撮影用のアプリケーションとしての目玉はなにと言ってもトラッキング機能です。画面に追随して撮影する被写体が写っている場合、指先で追跡する被写体を四角で囲んでマーキングする事でBluetoothでスマートフォンと繋がっている「Rigiet」はその被写体がフレームアウトするまでずっと追随し続けますので、例えば子供の運動会で我が子を中心に撮影する際などに撮影者が子供を見失っても「Rigiet」は見失う事なく撮影し続けてくれるのです。
その他にアプリケーションの昨日としては他のジンバルでも搭載されている様なタイムプラス撮影であるとか180°パノラマ撮影、可動域いっぱいの330°パノラマ撮影などが自動でできる様になっており、その他に左右約210°のパノラマ映像を上下2段階に角度を変えて縦方向にワイドなパノラマ撮影ができるモードを搭載するなど、ちょっとした所で他のジンバルには搭載されていない機能が随所に見て取れます。
なおGoProでの撮影に関してはアダプターをGoProに取り付ける事で「Rigiet」に取り付けられる様になっていますので、GoProも持っておられる方は別途GoPro用のスタビライザーを購入する費用が節約できますので一石二鳥ですよね。なお詳細なスペックや操作については下記URLをご覧ください
https://www.kickstarter.com/projects/1478170657/rigiet-the-most-advanced-stabilizer-for-your-phone
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