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衣装をカラフルにLEDで彩る、衣装に縫い込む事ができるArduino互換機「StitchKit」

みなさんはディズニーランドやUSJと言ったアミューズメントパークの夜のパレードで見かける光る衣装を来たダンサーさんの様に、光る衣装を身に纏ってみたいと思った事はありませんか?
特にハロウィンやクリスマスなど仮装する様な機会がある場では、光る衣装を着て行ったらそれこそ人気者になるのは間違いありません。

ですが、なかなかそう言う衣装に縫い付ける事ができるLEDシステムの様なものはありませんし、かと言って昔からそう言う目的で作られているArduino互換機である”Flora”と導電糸を使うのである程度の電気知識とプログラミング能力がないと光らせる事ができません。

そこで”Flora”よりもずっと扱い易いのが今回紹介しますArduino互換機「StitchKit」です。


この「StitchKit」はメインCPUに”ATMega32U4”を使ったArduino互換機で、リジット基板(厚みのある硬い基板)ではなく超薄いフレキシブル基板が使われ衣装に縫い付けた時に基板が邪魔になったり、基板の重みで衣装を引っ張ったりと言った事がない様に作られている上に、糸を通せる穴も複数空けてあるので衣装に縫い付けるのも容易です。

そしてこの「StitchKit」では接続するフルカラーLEDをWS2811、WS2812,WS2822と言ったシリアル通信で制御できるLEDに特化する事で余分な回路を省いてなおかつ1つ1つのLEDを違う色で光らせる事ができる様になっています。

ところでこのWS2812やWS2822がどう言ったLEDなのかご存じない方に説明しますと、電源電圧は5Vで配線は電源、アース、信号線の3本で制御できるとっても扱い安いフルカラーLEDで、色のデータはRGBの輝度 (明るさ)を指定してシリアル通信で来るだけでLEDに内蔵されたマイコンがそのデータを受け取ってLEDを光らせます。
そしてもし1つ目のLEDに2つ目のLEDを繋げていた場合、1つ目のが輝度データを受け取って既にLEDにセットしていれば、その1つ目のLEDは次に遅れて来たデータをスルーして2つ目のLEDへ送り、2つ目のLEDは輝度データが送られて来たのでそのデータをセットしてLEDを光らせます。
この様にLEDを次々でデイジーチェーンで繋げて行く事でリレー方式でLEDからLEDへデータを送るので、100個LEDを接続すれば100個のLED全てを違う色で光らせる事ができる素晴らしいLEDなのです。
しかも配線はたった3本だけで繋げて行く事ができるのですから、今までフルカラーLEDを扱っていた方から考えれば本当に制御の簡単な配線数も少なくて済む素晴らしいフルカラーLEDです。

しかも電源電圧が5Vで良いと言う所がモバイルバッテリーを電源として使えるので衣装に縫い込み、見つけるのにはピッタリです。

また、この「StitchKit」ではArduino互換ボードやカプラーオンで接続できる各種センサーをリリースしている”Seeed Studio”社のGroveセンサーシステムが使える様に設計されています。
それにより例えば、サウンドセンサーや加速度センサー、光、振動、近接センサーなど様々なセンサーを接続して光るだけではなく、センサーに反応してアクションを起こすシステムを作る事ができます。

例えば距離センサーを接続して、誰かが近づいて来たら光る様な衣装だとか、振動センサーや加速度センサーを使って、歩くと光る様な衣装を作ると言った具合です。

また衣装に縫い付ける以外にも、軽くて薄いArduino互換機なのでドローンに搭載する様な事も考えると楽しいかもしれませんよ。なお詳細につきましては下記URLをご覧ください。

https://www.kickstarter.com/projects/stitchkit-io/stitchkit-the-fashion-technology-kit-for-everyone

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