最近の卓上デバイスは何かとUSB電源を利用するものが増えています。
例えばLED照明や、これから利用頻度の上がるUSB扇風機、冬にはUSBホットウォーマーなんてのもありますし、モバイルバッテリーを使う事を前提としたUSB冷蔵庫なんてジャンルの製品があったりと、USB電源の需要は増すばかりです。
そんなUSB電源ですが、実は急速充電には様々な規格があり、最大2A(アンペア)出力と書いてあっても、その充電規格に対応していればの話で、実は500mAしか出力しかしていなかったりしますので、そう言う電源をRaspberry Piやマイコンボードの電源として使うのはNGです。
ただ500mAでもRaspBerry Pi 3 Model B+は立ち上がりますが、ちょっと負荷のかかる画像処理を行わせたり、USBバスパワーで動くUSB-HDD等を接続すると、その途端電源不足で落ちてしまいます。
ですから出力電流だけ見て買うと、常時電源として使う電源として使うには不適合なものもあるのです。
そこで、2.5A以上のUSB電源が必要と何故か言われている”RaspBerry Pi 3 Model B+”でも余裕で動かす事のできる「Pirl Charger」を今回はご紹介致します。
この「Pirl Charger」はリアルに最大各ポート2.7Aまで流す事のできる、4ポートで総計50W出力のUSB電源になります。
ここで気を付けなくてはいけないのは他のUSB電源でもそうですが、全てのポートが同時に最大電流まで流せるのではなく、あくまでも流せる電流のMAX値は電源の許容量内となり、この「Pirl Charger」ですと2.7A×5V×4port=54Wとなり、ちょっと電力不足になりますので実質全ての出力ポートをMAXまで引き出すと1ポートあたり2.5A程度までしか流せなくなってしまいますが、それでも他の2.4A出力がMAXの電源と比べると”RaspBerry Pi 3 Model B+”が要求する2.5A出力を確保できているこのUSB電源は素晴らしい電源だと言えます。
またこの「Pirl Charger」の良い所は、消費している電力を視覚化できている所で、「Pirl Charger」のトップ面には7セグLEDを使ったワットメーターが内蔵されており、現在どれくらいの電力をUSBポートから合計して出力しているかが分かりますので、1ポートにだけ充電ケーブルを接続してスマートフォンを充電してやれば、今どれくらいの電力で充電されいるのか視覚化できますので、いつもは目に見えない電流の流れが、川の流れの様に見えて面白いですよ。
またこの「Pirl Charger」はボディーを放熱性の良いアルミ合金で作られていますので、樹脂ボディーで囲まれた電源の様に発熱し過ぎてフェイルセーフ回路が働いて電源が突然落ちて使えなくなってしまうと言う事がありませんし、また電子部品は熱によって急速に劣化しますので、そう言う劣化も最小限に抑えられ長く使い続ける事ができるのが、メタルボディーの利点でもあります。
そしてその他にこの「Pirl Charger」は7~17VまでのDC電源入力にも対応していますので、オプションで用意されている電源アダプターの他、車の中でシガープラグを使って充電する事もできますし、余っているラジコンのバッテリーや12Vの蓄電池等も有効活用する事ができますので、詳細につきましては下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/pirl/the-ultimate-charger-for-power-users
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