みなさんのスマートフォンに内蔵されているワイヤレス充電システムQiには電磁誘導が使われています。
中学校の理科の授業等で導線に電流を流すと電線の周りには磁界が発生すると言う事を習ったかと思いますが、その磁界の中に他の導線を近づけると磁力によって近づけた導線にも電流が流れ、この原理を利用したのがQiワイヤレス充電です。
ただ磁界の強さは電流を流している導線を中心に距離が遠くなればなる程反比例して磁界は弱まって行きますので、充電器の様なものの場合はできるだけ磁界の強い近くに置いてやらなければ発生させる電力も弱くなり充電に時間がかかる事になります。
そして送電用のコイルと受電用のコイルとの間に磁界を遮蔽する様なもの(金属板などの磁界を完璧に遮るものは100%NGで、その他樹脂でもある程度は減衰します)があれば更に送電できる電力が弱くなりますので、スマートフォンケースの厚みや材質によってはワイヤレス充電に適さなかったりします。
一方、送電用のコイルと受電用のコイルをピッタリと位置を合わせた上で、できるだけ距離を短く保てば最高速で充電が可能なのですが、今回紹介するQiワイヤレス充電器「ENERQi」は何と40mm離れていても普通に充電させる事が可能な充電器なのです。
厚さ40mmの実力
この「ENERQi」の最大の魅力は貼り付けるテーブルの厚みが40mmあっても普通充電は可能な点です。
では普通のQiワイヤレス充電器はと言いますと、一番売れているものでも流石に4mm以上もの厚みのあるスマートフォンケースをつけていると充電されたりされなかったりを繰り返したりしますし、この「ENERQi」と同ジャンルの机の下に貼り付けるタイプのQiワイヤレス充電器でも厚さ20mm以上あればかなり厳しいものがあります。
ただ一般的なダイニングテーブル等の天板の厚みは20mm程度ですから、そう言った製品でも問題ありませんが、応接室等に置く様なちょっと立派な応接セットを構成するテーブルであれば余裕で20mmは超えて来るでしょうから、そう言う時にこの「ENERQi」は生きて来ますし、仮にテーブルの厚みが20mmだったたとすると、20mmの厚みにしか対応できないQiワイヤレス充電機と比べても磁界が強くたくさんので電流を流す事が可能なので、より高速に充電する事が可能です。
見えないメリット
さてこの「ENERQi」は言うなればテーブルの下に貼り付けて隠して設置します。
その為に今までの様にテーブルの上にモバイルバッテリーや充電ケーブル、そしてQiワイヤレス充電であれば充電パットと言った小物たちがテーブルの上を占拠する事がなくなりますのでテーブルの上がスッキリとすると言うメリットがあり、特に整理整頓好きでそう言った小物類が常にテーブルの上にある事に対してストレスを溜めていた方には朗報です。
そんな世界最強のインビジブルQiワイヤレス給電ユニットの詳細につきましては下記URLをご覧ください。
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