この夏、夏休みの課題で自動運転で走行するロボットを作ってみたい!!と思われた方も大勢おられたかと思いますが、RaspberryPiにカメラモジュールを接続し、Pythonを走らせた上で画像認識現モジュール”OpenCV”を使えば簡単に障害物を避けて走行するロボットを作る事ができますし、ググればそう言うロボットの製作記事などもたくさん見つける事ができますので、それら記事を参考に作ると言うのも手です。
ただOpenCVはただの画像処理エンジンなので、実際に顔を検出したり、人物を検出、モノを検出したりと言うのはネットでソースを探して来て自分でコードを追加する必要があり、それにはかなりのプログラミングの知識が必要です。
そこで今回はPCやマイコンから簡単にコマンドのみで制御できる画像認識エンジン搭載のカメラモジュール「HuskyLens」をご紹介いたします。
カメラで捉えたものを自動で認識
さてこの「HuskyLens」で一番注目すべきは、マイコン等から簡単なコマンドでオブジェクトの検出を行う事ができる事なのですが、そのオブジェクトも全く別のものを自動的に見分ける事ができる事です。
この「HuskyLens」では顔、モノ(テレビ、机、椅子、自動車….etcと予めオブジェクトの外形データが入っているのもは、詳細に認識します)、色、QRコードの様なタグを自動的に検出する様になっており、この他にオブジェクトのトラッキングやライントレース等も行う事ができる様になっています。
ですからこの「HuskyLens」では、ただ広い空間を障害物を避けて自動走行させると言う事もできますが、例えば床に引いてある赤色のラインに沿って障害物を避けながらゴールへと進むと言う様な事が行えますし、途中にタグを置いておきタグに埋め込まれた条件で行く方向を変える、トレースするラインの色を変えて走行させる、と言う様な事もできます。
2インチ液晶搭載でその場で確認
そしてこの「HuskyLens」には2インチの液晶ディスプレイを搭載し、カメラで撮影した映像に重ねて認識したオブジェクトをマーキングして表示する機能を備えています。
例えばRasPiにカメラを接続してOpenCVで制御したとしても、リアルタイムで画像認識できているか確認するにはWiFiで接続したスマートフォンやPC等に画像を転送して表示させてと言う手間がかかりますし、それにはTCP/IPやネットワーク関連の知識も必要になってきます。
ですがこの「HuskyLens」はボードに搭載した液晶ディスプレイにリアルタイムに認識状況を表示してくれますので、プログラムのデバッグもし易く、「HuskyLens」はシリアル通信での制御なのでArduinoでもRaspberryPiでもPICマイコンでもし易くなっています。
ですから例えば、自作の防犯センサーを作ったりと言う事もできますし、フェイストラッキングで自動追尾するカメラ用の電動雲台を作ったりなど、応用例は幅広くありますので、詳細をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1371216747/huskylens-an-ai-camera-click-learn-and-play
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