みなさんは”ハイレゾ”と言う言葉を見聞きされた事があるかと思いますが、このハイレゾと言うのは高解像度であると言う意味で、音源であればCDのサンプリングレート44.1kHz/16bitの倍近いサンプリングレート(96kHz/24bit….etc)以上で録音されたファイルをハイレゾ音源と定義しており、これらハイレゾ音源を再生するにはハイレゾ音源に対応したプレイヤーが必要で、iPhoneやハイレゾ音源の再生に対応していないAndroidスマートフォンではそのままで再生する事はできません。
そこで必要になって来るのがDAC(Digital-to-Analog-Converter)と呼ばれる装置、高サンプリングレートで記録されたデジタルデータをDACに送る事でDACはアナログの音に変換して再生するのですが、今回はそんなDACアダプタの1つである「Shanling Q1」をご紹介致します。
ハイレゾプレイヤー
この「Shanling Q1」には3種類のハイレゾ音源ファイルの再生方法が用意されており、まず最初の1つが「Shanling Q1」そのものが2.7インチのタッチパネルを搭載したハイレゾプレイヤーとしてハイレゾ音源を自ら再生する機能です。
この再生機能を使用するには再生するハイレゾ音源で録音されたファイル(APE, FLAC, ALAC, WMA, AAC, OGG, MP3, OPUS, WAV, AIFF, DSF, DIFF)をmicroSDカード(最大2TByteまでのカードをサポート)に入れて「Shanling Q1」にセットするだけです。
「Shanling Q1」ではタッチパネルを操作して聴きたいファイルを演奏する事ができ、3.5mmイヤホンジャックに差す有線イヤホンと、Bluetoothに対応したワイヤレスイヤホンやヘッドホンにも対応して最大21時間連続再生が可能になっています。
BluetoothDAC
次に「Shanling Q1」ではBluetoothで接続したスマートフォンやタブレット等でハイレゾファイルを再生すると言う方法です。
「Shanling Q1」はapt-X及びAACプロファイルの両方に対応していますのでAndroidスマートフォン及びiPhoneどちらも高サンプリングレートで記録されたハイレゾ音源を劣化させる事なく「Shanling Q1」をBluetoothDACアダプタとして使いハイレゾファイルを再生する事が可能です。
ただこの方法の場合はBluetoothはスマートフォンから「Shanling Q1」へデータを送る為に使われますので、楽曲は「Shanling Q1」に差し込んだ3.5mmイヤホンから聴くと言うスタイルになります。
USB-DAC
そして3つ目がUSB-DACで、PCやスマートフォン、タブレットとUSBケーブルやUSB変換ケーブルで「Shanling Q1」と接続して「Shanling Q1」をDACとして使う方法です。この時デジタル録音されたハイレゾ音源のファイルはUSBケーブル経由で「Shanling Q1」に送られてBluetoothを使っていませんので、Bluetoothワイヤレスイヤホンやもちろん有線接続のイヤホンで楽曲は聴く事になります。
そしてまた、「Shanling Q1」でサポートしているハイレゾ音源のサンプリングレートは最大で384kHz/32bitで、DSD64やDSD128もサポートしており、ハイレゾ対応のDACアダプタとしてはスペック的には申し分なく、何と言っても単体でプレイヤーとしても動作する所がポイントですので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
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