私たちの身の回りのUSB充電器で充電を行うUSBコネクタにはUSB-A、miniUSB、microUSB、USB−CとiPhone等のApple製品でのみ使われているLightiningと言う規格があります。
このうちminiUSBで充電するものはもう殆ど残っておられず、実質USB-A、microUSB、USB-C、Lightningに対応したケーブルがあれば、身の回りにあるUSB充電のデバイスの殆どを充電する事ができ、変換コネクタを備えたものや、コネクタを裏返すと違った規格のコネクタとして使えるリバースコネクタ(microUSBとLightningがあります)があり、これら複数のコネクタを備えたケーブルをマルチケーブルと呼んでいます。
そしてただコネクタの形状だけでなく、LightningやUSB-Cには制御用の小型のICが入っているのですが、この制御チップがどの充電プロトコル(充電方式)に対応しているかによっても、急速充電が出来る、普通に充電できる、ケーブルは刺さるのに全く充電できないと言う様な状況が生まれて来ます。
そこで今回はUSB-C PD(Power Deliver)対応でなおかつ最大100Wでの急速充電が可能な4in1マルチケーブル「Steelix」をご紹介致します。
メタルコネクタ
まずこのマルチケーブル「Steelix」で魅力的なのはコネクタ部分がフルメタル製になっている事です。
こう言ったマルチケーブルの場合、コネクタ部分を樹脂で覆ったコネクタが多く使われているのですが、使っている間にケーブルに引っ掛けてある輪っかの樹脂が弱くなって切れたりしていつの間にかコネクタを紛失していると言う事が起こったりするのですが、この「Steelix」場合、それぞれ両端のコネクタは脱着する側もベースとなる方もメタルフレームで覆われていますので、経年劣化で壊れる心配もありませんし、外したコネクタは横方向に展開してベースとなっているUSB-Cコネクタをデバイスに差し込むと言った場合にも邪魔にならない様に配慮されています。
またメタルフレームは椅子の足で踏まれても壊れる心配はまずありませんし、コネクタがいつの間にか外れてどこかへ行ってしまって無くなってしまったなんて言う事も起こりません。
ケーブルタイプは2種類
そして「Steelix」には”Steelix”と”Steelix Pro”と言う2種類のケーブルがラインナップされています。前者の”Steelix”はUSB-C PDでの最大出力が60W(20V/3A)までで、後者の”Steelix Pro”は100W(20V/5A)となります。
次に「Steelix」のケーブル長は1.5mで、ケーブルの両端のベースはUSB-Cになり、片方はUSB-Aへの変換アダプタ、もう片方はLightningへの変換アダプタが付属しており、Lightningコネクタに至ってはAppleのサードパーティー製製品に対して発行している認証プログラムMFi(Made For iPhone)認定済みなので安心してiPhone等を充電する事ができる用になっています。
但しデータ転送スピードはUSB3.1 Gen 1の5Gbps等には対応しておらずUSBでの最高速度480Mbpsなので、大きな大容量のファイルをやりとりすると言った用途には向いていませんので注意が必要です。
タフで長持ちなケーブル
またケーブルもタフな設計がなされており、1t近い重さの乗用車を「Steelix」で引いたとしても切れる事はおろか、充電に関しても問題ありません。
そして中の芯線にも、大電流を流しても酸化して劣化が進む事のない無酸素銅で作られた銅線が使われているなど、強度と電気特性両面から最強のケーブルが使われており少々手洗い扱っても全く平気なケーブルですので、もし興味を持たれた方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/tegic/steelix-all-in-one-charging-and-data-cable
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