みなさんは”お菓子の家”ではないですけれど、お菓子の材料を使ってアート的な作品を作ってみたいと思った事はありませんか?
もうすぐクリスマスがやって来ますので、菓子材料を売っているショップ等に行くと”お菓子の家”が作れるキットの様なものが売られていますし菓子メーカーからもお菓子の家キット的なものが数は多くはないものの、この時期になるとスーパーの店頭で見かけたりする事があります。
ですがその為には火傷しそうなくらい熱い飴を捏ね、クッキーを焼き、チョコを成型したりと様々な工程が必要ですので、ちょっとYouTubeでレシピ動画を見て作ってみようかなと言うレベルの話では実際のところありません。
そこで今回はそう言う手間をスッ飛ばして3Dプリントできるフード3Dプリンター「LuckyBot」をご紹介致します。
市販のFDM式3Dプリンターを改造して取り付け
今回紹介するフード3Dプリンター「LuckyBot」はこれ単体では動かず、材料を射出する為のヘッドのみになり、造形には市販の組み立て式の3Dプリンターを使うと言う所が特徴です。
そしてこの「LuckyBot」が取り付けれるFDM方式の3DプリンターはCreality 3DやVoxelabのものとなるのですが、Amazonで2〜3万円で購入できるものが殆どで、「LuckyBot」と合わせても5万円以内で3Dフードプリンターが手に入ります。
またこれら挙げられた機種以外でも同じコントローラーを使っているものであれば互換性はありますので、ここに挙げた機種と自宅に眠っている3Dプリンターのコントローラーの比較をして同じものを使っていればビンゴで、「LuckyBot」さえ買えば3Dフードプリンターとして眠っていた3Dプリンターを復活させられます。
3Dプリントできる素材は!?
そして3Dプリントで使える素材ですが、これは押し出せる程度の粘性のある半固体状の言うなればドロッっとしたもののみとなり、射出し室温で冷却されて固まる事が前提となるので、チョコレート、クリーム、ジャムと言ったものがメインですが、他にもマッシュポテトは積み上げて焼く事でマッシュポテトで出来たお城を作ったりする事ができますし、マヨネーズの様なものも使えますので、お好み焼きの仕上げにマヨネーズで絵を描くと言うのもアリです。
そしててこの「LuckyBot」で1番良いのはいつも食べている素材を「LuckyBot」で射出造形できる点です。
例えばインクジェット式のフードプリンターなどもありますが、食品添加物で口の中に入れても大丈夫とは言われていてもちょっと人工的に作ったものを口の中に入れるのは抵抗があると言う方もおられるかもしれませんが、この「LuckyBot」だといつも口にしている食材が使えるメリットがあるのも安心点です。
コンパクト
そしてこの「LuckyBot」はコンパクトであると言う点も見逃せません。
材料を押し出すモーター、チョコレートなどが溶けずに一定温度を保てる様にする為のヒート管理システムなどがこのヘッド部分の収めれていますので、3Dプリンターの領域を出ないと言うのがこの「LuckyBot」のメリットです。
またヘッド部分の食材を収める注射器の様な円筒形のコンテナに材料が少なくなればヘッドのハッチを開ければヘッドは自動停止し素材の残量確認も、補充もでき、また止めた部分から再開する事もできますので、フードプリンターの場合ではよくある食材切れで、1からやり直さなければならないと言った事もなく、非常に扱い易い3Dフードプリンターヘッドですので、もし興味を持たれた場合は下記URLをご覧ください。
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