レトロマシンのコレクターは部品取りの為に同種のPCの収集には熱心ですが、その周辺機器、キーボードやマウスと言った入力インタフェースになると故障率が低い事もありなかなか複数のキーボードやマウスを集めて置いておくと言う事はしません。
ですが樹脂製品であるキーボードやマウスはいずれは金属接点がダメになったり樹脂筐体が破損して使えなくなるだけでなく、こう言ったキーボードやマウスと言うのは希少性も低い事から、ジャンク品を扱うショップでもなかなか出会う事はできませんし、ゲーミングキーボードの様にCherryMXに合わせてサードパーティーも合わせてキーを設計しておらず当時のキーボードを見つけてもスイッチを移植できるとは限りません。
そこで今回は、レトロマシンに再び火を入れる事が出来る様になる周辺機器インタフェース「USB4VC」をご紹介致します。
お帰りMS-DOS、Mac OS
今回紹介する「USB4VC」は、レトロマシンでUSBキーボードやマウス、Bluetooth接続のワイヤレスキーボードやマウスと言ったものを使える様にするインタフェースです。
Windows系では今ではインタフェースすら見る事のない1981年〜2000年以降のマザーボードで、PS/2キーボード、PS/2マウス(マザーボードに紫と緑の四角いコネクタ)、そしてそれ以前のATキーボード、XTキーボード、シリアルマウス、更には15ピンのジョイスティックポートを装備し、最新のワイヤレスゲームパットをレトロマシンで利用する事ができます。
またMac系では1986年に発売されたApple IIGから1999年に発売されたPowerMac G3に採用されていたADBポート(ADBキーボード、ADBマウス)を持つMacに最新もワイヤレスキーボード等を接続する事ができ、IBM PC用とApple用は別のインタフェースカードとして供給され、RaspberryPi(RasPiは含まれません)をコントローラとするBaseboardと組み合わせる事でゲーミングキーボードやゲーミングマウスと言った最新のキーボードやマウスを使いレトロマシンでレトロゲームをプレイする事だって可能になります。
つまりこの「USB4VC」ではRaspberryPiに有線orBluetoothで接続されたUSBキーボードやマウス、ゲームパットの信号をPS/2やADBと言った規格に合った信号に変換しケーブルからPCへと送る事で今市販されているキーボードやマウスをレトロマシンで使用できる様にします。
オプションでケーブルも用意
そしてこの「USB4VC」のサービスで嬉しいのがケーブルをオプションで準備している事です。
特にPS/2やADBと言ったキーボードやマウスを接続するケーブルはキーボードやマウスに直付けされていましたし、今となってはジャンクショップでもこう言ったケーブルを目にする事はほぼありません。
そう言ったレトロケーブルまで取りそろえてくれているこの「USB4VC」はまさにレトロマシン復活の鍵となるものですので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/dekunukem/usb4vc-usb-inputs-on-retro-computers
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