最新の16インチMacBook ProではMagSafe 3経由で最大140Wで充電する事が可能ですが、これは特別な充電規格と言う訳ではなくベースとなっているのはUSB-C PD(Power Deliver)3.1と言うUSB-C PDの新しい規格で、USB-C PD3.0までであれば最大100W(20V/5A)でしか充電できなかったものが、USB-C PD3.1では28V/5A、36V/5A、48V/5Aと3種類の電圧規格が加わった事で最大240Wで充電する事が可能なのですが、最新の16インチMacBook Proでは28V/5Aをサポートする事で最大140Wでの充電をサポートしています。
よってUSB-C PD3.1規格のUSB-C充電器で28V/5A出力をサポートしたUSB電源であれば”USB-C – MagSafe 3ケーブル”を使い16インチのMacBook Proも最速で充電する事が可能で、今回紹介するUSBパワーハブ「Magic Dock」は140W出力をサポートしているだけでなく最大5台のデバイスを同時充電する能力を持っています。
最大5台のデバイスを同時に充電可能なパワーハブ
今回紹介する「Magic Dock」はUSB充電器ではなくUSBパワーハブと言ったちょっと変わったガジェットで、この「Magic Dock」単体ではデバイスの充電能力はなく、USB電源ないしオプションとなっているDCアダプタと組み合わせて初めて充電器として機能する充電器になります。
つまり電源がなければ充電器としては一切機能しないと言う少し変わった製品で、もちろんUSB-C PD140Wで充電を行おうと思えばUSB-C PD3.1に対応し140W出力が可能なUSB-C電源かオプションで用意されている150W ACアダプタが必要となって来ます。
各ポートの出力性能
そして各ポートの充電性能、出力性能ですが、USB-C1がUSB-C PDF3.1に対応しており最大140W(5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/5A、28V/5A)出力が可能で、USB-C2とUSB-C3は最大20W(5V/3A、9V/2.22A)での充電が可能で、USB-Aは最大18W(5V/3A、9V/2A、12V/1.5A)での充電をサポートしています。
またこの他にQiワイヤレス充電もサポートしており、最大1台のQiワイヤレス充電に対応したデバイスを最大10W/7.5W/5Wでワイヤレス休息充電する事が出来ます。
モニターで充電状態をチェック
次に「Magic Dock」にはLCDディスプレイが搭載されており、各ポートを流れる電力が見える化され確認できる様になっていますので、デバイスを見なくても、今どれくらいの出力で充電されているのかを見る事でだいたいの充電状態を把握する事ができます。
またこう言った表示がある事で、あれ?いつもより充電に時間がかかっているな、と言う様な一般には気が付かないケーブルの劣化も見える化されたこの「Magic Dock」も気付く事ができますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
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