最近のスマートフォンがいくら防水対応になっているとはいえ、そのまま水没させて水中撮影するのには勇気が必要で、防水ケースを使っていると言う方も少なくありません。
ただ防水ケースを使うと2つの問題が出て来ます。
1つは操作性で、水中ではもちろん、防水ケースに水分が付着していてもタッチパネルの操作はできないか限定的な上、水中に長く浸けていると防水ケース内が曇って来て、撮影できなくなるケースが実際にはあります。
そこで今回は、その2つの防水ケースの欠点を補った使い勝手の良い15m防水ケース「DIVEROID」をご紹介致します。
ケース内の曇りを抑えるヒートシンク
水中撮影用の防水ケースを使っていて1番問題になるのは、防水ケースのレンズの曇りです。
スマートフォンはカメラを使った撮影中はモニターも100%の明るさで点灯される事から、発熱が非常に多く、結果としてスマホケース内の加熱された空気は、水温との温度さもありレンズ部分で結露を起こしてレンズ部分を真っ白にし、そして撮影の邪魔をします。
とは言っても対策がない訳ではなく、曇止めスプレーの様なものを使ったり、シリカゲルを防水ケースの中にスマートフォンと一緒に入れておき、防水ケース内の湿度を下げる事で対応できます。
一方で、この防水ケースの様に、ヒートシンクと呼ばれる5本のアルミ製の棒をケースを貫く様に設置する事で、ケース内の暖かくなった空気とケースの外の冷たい水で熱交換を行う事でケース内の空気の温度を下げ、レンズの曇りを抑える工夫が施されています。
水中でも操作できる3つのボタン
次にこの「DIVEROID」では水中でもカメラアプリを操作できる3つのボタンを備えています。
元々防水ケースが水中で操作できないのは、スマートフォンのモニターから指にパネルに帯電した静電気が流れる事でタッチしている位置を知る事ができるからで、水中では静電気は指に流れないからなのです。
ですから水中で操作しようと思えば、タッチパネルを反応させるタッチペンの様なものをケースの中に設置しケースの外部から操作できる様にしなければならず、それがこの「DIVEROID」の3つの背面パネル側のボタンで、専用アプリを一緒に使う事で水中での撮影中の操作を行える様にします。
水深に合わせてカラー補正
またこの防水ケース専用のカメラアプリは潜水中に深いところまで行くほど自動的に色を補正し、主に青/緑の写真をリアルタイムの色補正で修復する事で実際にスマートフォンで撮影している本人が見ている水中の世界の色をそのまま再現する機能を搭載しています。
更にアプリは撮影後には動画と動画撮影中に撮影した画像をシンクロさせて表示する等の機能も持っており、後から時系列を追って水中散歩を振り返ったりする機能もあったりと様々な機能が盛り込まれていますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/officialdiveroid/diveroid-the-all-in-one-underwater-companion
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