先月、ソニーからウォークマンの呼称がついたハイレゾ音源プレイヤーが4機種発売され、これらウォークマンは当然の事ながらソニーが規格化したハイレゾ音源にをより高音質に、忠実に再生できるLDACコーディックに対応しています。
ただLDACコーディックは膨大の量の音源デジタルデータを処理しアナログ音源へと変換しなければいけないため、高速に音源データをデコードするチップが必要なだけでなく、消費電力も大きい事からワイヤレスヘッドホンには採用されても、バッテリー搭載量も限られるワイヤレスイヤホンでLDACコーディックを採用するものはほぼありませんでした。
ですが今回紹介するBluetoothワイヤレスイヤホン「Opera」は何とLDACコーディックを使いANC(アクティブノイズキャンセラー)を使ったとしても約4時間の連続使用が可能なワイヤレスイヤホンになります。
LDACコーディック
LDACと言う音源や音をデジタルデータに変換する手法、ここではコーディックと言いますが、これを開発したのはSONYで、使用する為のライセンス料等々は取らずにフリー化した事でAndroid8.0以降のAndroid OSには標準で組み込まれている事からAndroidユーザーであればLDAC対応のワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンさえ準備すればLDACの高音質なサウンドを楽しむ事ができます。
そしてLDACはiPhoneが採用しているAACコーディック(最大サンプリグレート48kHz/16bit)や、LDAC以前では最高音質のコーディックであったaptX-HD(最大サンプリングレート48kHz/24bit)に対して最大96kHz/24bitでサンプリングする事ができますので、遥かに高音質ですし、もちろんハイレゾ音源、ロスレス音源と言った音源も最高の音質で楽しむ事ができます。
驚異のバッテリー駆動時間
次にこのワイヤレスイヤホン「Opera」で驚くのはハイレゾ音源が再生できるのにも関わらず、連続使用時間が長いのです。実際にLDACコーディックを使った再生ではANC(アクティブノイズキャンセラー)がOFFの場合であれば約5時間弱の連続再生が可能ですし、ANCがONでも4時間強の連続再生が可能です。
また「Opera」にはAACとSBCのコーディックにも対応しておりAACであればANC-OFFで何と最大9時間、ANC-ONであっても8時間の再生が可能ですから、同じAACコーディックに対応したAirPodsと比較しても連続再生時間が長いのがよく分かります。
そしてこの他にSBCにも対応しているのですが、SBCでANC-OFFで8時間弱、ANC-ONで7時間強となりますのでワイヤレスイヤホンでこの連続再生時間は言うなれば驚異的です。
2つのバリエーション
そしてまた「Opera」ではLDACコーディックを採用していますので音質にも拘って設計されており、Opera 03には直径12mmのダイナミック・スピーカーとバランス・アーマチュア・ドライバーによって20Hzから40kHzと言う人間の可聴域の倍近い周波数までの音の再生が可能なワイヤレスイヤホンになっています。
またOpera 05は直径12mmのダイナミック・スピーカーにバランス・アーマチュア・ドライバー2つと言う組み合わせになっており、よりクオリティーの高いサウンドの再生が出来る様になっていますので、もし詳細をご覧になりたい場合は下記URLをご覧ください。
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