最近は大容量なクラウドサーバーが安価に利用できる様になっているとはいえ、クラウドサーバーに保存したデータを維持するには半永久的にサーバーの利用料を払い続けなくてはいけません。
一方で昔からあるNASサーバーは家庭やオフィスで手軽に使えるネットワークサーバーで、複数のHDDを使ってRAIDを組むことができるNASサーバーはデータの安全性が高いだけでなく、ルーターで外部のネットワークからの侵入を防いでおけば大切なデータが外部に流出したりする危険性もありません。
そこで今回は大容量のNASサーバー「UGREEN NASync Series」をご紹介致します。
最大8台のHDDを搭載できるNASサーバー
今回紹介するNASサーバー「UGREEN NASync Series」には6種類のサーバーがラインナップされており、DXP2800は2台、DXP4800とDXP4800 Plusは4台、DXP6800 Proは6台、DXP8800 Plusは最大22TBまでのHDDを最大8台搭載することができ、JBOD,Basic, RAID0/1/5/6/10(DXP2800はRAID0のみ)でサーバーを組むことが出来る様になっています。
そしてどのNASサーバーも8GBのメモリーを搭載しProとPlusシリーズは最大64GBまで、それ以外は16GBまで増設することができ、大量に送受信されるデータを迅速に処理できる様になっているだけでなく、どのNASサーバーも128GのSSD(DXP2800とDXP4800は32Gの eMMC)を搭載し一時バッファとして使用する事でデータを遅延なく送受信することが出来る様になっており、4TBまでのM.2 SSDを2台(DXP8800 Plusは4台)まで増設することができる様にもなっています。
またDXP480T PlusはHDDは内蔵できませんが、4TまでのM.2 SSDを内蔵し持ち歩きし易い様に設計されています。
高速通信と高速バックアップ
次にネットワーク関係はDXP2800とDXP4800は通信スピードはどちらも2.5GbEをサポートしているのですが、DXP4800はEathernetポートを2ポート備えているため、理論上最大で5Gbでデータの送受信が行え、DXP4800 Plusは2.5GbEと10GbEの2つのEathernetポートを備えています。
更にDXP6800 ProとDXP8800 Plusは10GbEのEathernetポートをそれぞれ2ポート備えており最大で20Gbでの通信が行え、理論上は2500MB/sでデータをダウンロードすることができますので、宅内LANや社内LANの中でしたら外付けHDDと同じ様な感覚でNASサーバーも使用することができます。
そして外付けHDDやSSDなどから直接データをバックアップできる様にUSB3.0やUSB-CポートをどのNASサーバーも備えており最大10Gbpsのスピードでファイルを転送することが出来るだけでなく、DXP6800 ProとDXP8800 PlusとThunderbolt4をサポートしており最大40Gbpsでサクサクとデータをバックアップすることができるほか、SDカードスロットなども備えており、カメラで撮影したデータなどもこのNASサーバーだけでバックアップを取ることが出来る様になっています。
メディア機能
そして一般的なNASサーバーはただファイルを保存しておく場所ですが、この「UGREEN NASync Series」ではどのNASサーバーにもHDMI端子を搭載しており、接続した端末から今見たい動画を選ぶ事でNASサーバーにHDMIケーブルで接続されたディスプレイに動画を4Kないし8K画質で再生し楽しむことが出来る様になっています。
さらにこのNASサーバーには画像AIが搭載されており、サーバーに保存した画像を種類や画像に写っている人物別に自動的に分類分けする機能を搭載しているだけでなく、入力されたテキストから画像処理AIが探している画像をNASサーバーから検索してくれると言った便利な機能まで搭載していますので、もし興味を持たれた方は詳細は下記URLをご覧ください。
この記事へのコメントはありません。