今までは一部の私立小学校等では行われていたスクラッチ等を使ったプログラミングが2020年から必修化されるからと巷ではプログラミング教室の開講ラッシュが相次いでいますが、高校も理系の学科を選択するか大学も理系を選ばない限りプログラミングなんて普通の方には全く縁のないものですからどう言うものかも分かりませんし将来役に立つのかと言うと理科や社会と同じで実社会で役に立つかどうかはどう言う仕事に就くかで変わってきますが、どちらにしても高校までプログラミングは必須化ですから理解できないまま放置していくわけにも行きませんから、将来の為に今から家庭で準備していきましょう‼︎と言うのにピッタリな親子で遊びの中から自然とプログラミングを見につけて行くことができる教材がこの「Root」です。
まず「Root」にはどう言う機能があるのかと言いますと、「Root」には様々なセンサーと2個のモーターに車輪がついており自走するロボットになります。そしてセンサーについては光を感じる光センサー,音を拾うサウンドセンサー(マイク),そしてロボット前面にバンパーセンサー,上面にタッチセンサー,そして底面に磁気センサーと色を識別する事ができるカラーセンサーが内蔵されており、その他にはLEDも搭載しています。
では何故底辺に色を識別するカラーセンサーがついているのかですが、これがこの「Root」の特徴でもあるのですが例えば大きな画用紙の上に街を描いて道路(コース)を例えば緑で描いたとしてその緑の線を辿って走行させると言うプログラムを書いて「Root」に実行させればライントレースを行う事ができますし、複数の「Root」がある場合、それぞの「Root」に違う色のライン(コース)をトレースする様にプログラムを書けば複数の「Root」でレースを行わせると言う事ができますし、例えば色ごとにどう言う動作をするのか?と言うプログラムを書いて緑色の模様を検知したら右90度回転、赤色の模様なら左90度回転と言った様にしておけばプログラムは変更せずに色だけを使って走行を制御する事もできます。
そしてその他には「Root」の底面には磁石が内蔵されており、金属の壁面(ホワイトボード)上を走行する事ができる様になっていますから画用紙や模造紙の他にもホワイトボードにコースを書いてレースや自動走行を行わせると言う事もできますし、その他にも「Root」の真ん中には穴が空いておりペンを挿す事ができますからお絵かきをさせたり、逆にホワイトボード消しが底面にはついていますので、「Root」に描かせたものを再び「Root」に消させると言う事もできる様になっています。
次にプログラミングについてですが、プログラミングも全くの初心者からコーディングができる方まで幅広く誰でも使える様に考えられており、プログラムもPCを使うのではなくタブレットやスマートフォンを使ってプログラミングができるのが今時です。
では実際のプログラミングがどうなっているのかと言いますと、レベル1は命令の書かれたタイルを順番に並べて行きプログラムの書き方の基礎を学びます。具体的に言うと前に10歩進むが何かに当たれば止まると言うプログラムを書いたとします。これがレベル1の場合は”前に進む”と言う命令と”もし当たったら止まる”と言う命令を交互に10回書きますが、レベル2になるとこれをfor文かwhile文を使用します。つまりレベル1では条件命令はif文しか使いませんが、レベル2ではまだブロックを組み合わせるブロックプログラミングですがfor,while,switch等の命令を使いオプティマイズする事を学習します。そしてレベル3では本格的にPython,JavaScript,Swift等のプログラミング言語を使って文字ベースのプログラミングに行いますし、Google Blocklyの様にタイルプログラミングしたものを実際のソースと対比させて見ると言う事もできますから、実際のプログラムの書き方をこの対比機能を使って自然と身につけていく事ができると言うわけです。
プログラミングは別にハードができなくてもできますが、やはり体感した方が理解しやすいですし、この「Root」はペンを差し込んでおけば動いた軌跡を残す事ができますので実際に書いたプログラムがどう反映されてどう動いたのか?を後から確認する事ができますからよりプログラムの動きと言うのを理解し易い様にできています。
なおハードの詳細については下記URLをご覧下さい
https://www.kickstarter.com/projects/1509453982/root-a-robot-to-teach-coding
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