自転車用のLEDヘッドライトの利点と言えば、自転車が重くならない事です。
最近では昔のダイナモの様にタイヤにローラーを当てて発電するダイナモの他にハブダイナモと言って自転車の車輪の中心のハブと呼ばれる部分にダイナモを仕込んだものもありかなり軽くなっているのですが、残念ながらロードバイクやマウンテンバイクの様な競技用とまでは行かないまでにしても、それに近い走行重視の自転車にはそもそもそう言うハブダイナモを仕込んだ車輪はありませんので結果的にLEDライトしか選択肢はありません。
ところがLEDヘッドライトは走行中の抵抗は増えないまでも途中でバッテリー切れを起こしてしまって、無灯火で走行しなければならないと言う危険性も含んでいますし、ついつい充電を忘れたり電池を交換するのを忘れたりしているとそう言う目に合ってしまいます。
そこでいかに周囲を明るく照ら安全を確保しつつバッテリーの減りを少なくするのか?を追求した自転車用LEDヘッドライト「Radius F1」を今回はご紹介致します。
では「Radius F1」では、明るく照らすとバッテリーの消費が早いと言う面と、暗くするとバッテリーの持ちは良くなると言う相反する面をどの様にしてうまく解決したのかと言いますと、ズバリ自転車のスピードです。
つまり自転車が止まっている時は走っていませんので極端な話、周囲を照らし出していなくても危険はあまりありません(対向車に認識してもらえないと言う欠点はありますが)。ですが走っている時は周囲を照らし出て障害物等をしっかりと認識する事ができないと危険です。
更に走行スピードが早くばればなる程、時間あたりの移動距離も長くなり、ブレーキの制動距離と言ってブレーキをかけてから止まるまでの距離も長くなりますので、スピードが早くなればより遠くを照らし出さないと気がついた時にはあっと今に障害物に衝突しているかもしれません。
ですからこの「Radius F1」ではその自転車のスピードに合わせて、ゆっくり走行している時は明るさを落とし、そしてスピードを上げるとその分明るさを上げてより遠くを照らし出す様にしてバッテリーの消費を最小限に抑えつつも安全に止まれる距離分は照らし出す様に工夫しているのです。
更に「Radius F1」では停車すると自動的に消灯し、再び動き出すとLEDライトを照射すると言う様に徹底的にバッテリーの消費を抑える工夫がなされていますし、停車させて3分間経過すると自動的にスタンバイモードに移行してバッテリーの消費を抑え、更に1時間経過すると自動的にパワーオフする様になっているなど、バッテリーをいかに長持ちさせるのか、無駄にエネルギーを使わない様にするかがよく考えられています。
そしてこの「Radius F1」には自転車の走行スピードに応じて自動で明るさを変える事ができるオートモードの他に5つのライトモードを備えています。
基本的には明るさを手動で変えるだけなのですが、High,Med,Low,Pulse(2つの明るさの光を交互にフラッシュさせる様に点灯させるモード),Flash(点滅)と言うモードがあり、走行シーンに合わせて自分にとって見やすい最適な明るさを選んで道を照らし出す事もできます。
またその操作はライト本体のボタンでもできるのですが、ハンドルに取り付けるBluetoothワイヤレスリモコンでも手をハンドルから離さずに安全に変える事ができます。
そして気になる1回の充電での連続点灯時間ですが、最大輝度(明るさ)でMAX2時間なので、通勤や通学でそれ以上の時間を要する場合はオートモードにするか、明るさを1段階下げて走行するのがベターです。
なおこの「Radius F1」には2つのバリエーションがあり、最大の明るさが450ルーメンの“Radius F1 450”と最大の明るさが650ルーメンの“Radius F1 650”が用意されています。バッテリーの持ちは両者とも同じで、バッテリー容量で明るさと連続照射時間は調整され同じになっています。
また、その他詳細なスペックについては下記URLをご覧下さい。
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