ソーラーパネルを搭載したモバイル充電器やモバイルバッテリーを想像してみて下さい、と言われた時にあなたならどの様な形のソーラーパネルを想像しますか?
おそらく殆どの方が屋根の上に乗っているソーラーパネルを見慣れている為に、硬くしっかりとした枠に収められたソーラーパネルを想像される方が多いと思います。
ただソーラーパネルの基板そのものは薄く軽くなって来ており、屋根の上に設置するソーラーパネルも新製品が出る度に軽量化されています。それに伴いモバイルバッテリーとソーラーパネルが合体したものや、ポータブルなソーラーパネルも薄型化そして軽量化が進んでいるのですが、実は既に紙の様にペラペラのソーラーパネルも実際の所存在しています。
種類はまだまだ少ないのですが、筒の様なケースの中から巻物を広げる時の様にシュルシュルと引き出したもの、それがソーラーパネルで、言うなればフィルム基板に発電用の半導体がプリントされています。
そんなペラペラの、本当に発電できるの?と疑いたくなる様なソーラーパネル搭載のモバイルバッテリー「SOUL Solar Scroll」を今回はご紹介致します。
この「SOUL Solar Scroll」のソーラーパネル部分は14cm×55cmとかなり大きいのですが、発電量は5Wとかなり少なめです。
ですので実際にはスマートフォンの充電にこの「SOUL Solar Scroll」を使ったとしても最大でも5V/1A出力できないので、充電スピードはごくごく普通ですし、少し曇っていたり、太陽の光が当たる角度が悪ければ極端に発電量が減ります。
その為に、値段が高い割にはあまり普及していないのかもしれませんが、それをカバーする機能がこの「SOUL Solar Scroll」には備わっています。
それは何かと言いますとバッテリーです。この「SOUL Solar Scroll」には5,200mAhのバッテリーが内蔵されており、最大5V/2Aで急速充電できる様になっている上にmicroUSBで先に内蔵のモバイルバッテリーを充電してから出かければわざわざソーラーパネルを広げて充電する必要もありませんし、もし内蔵バッテリーで充電した際にはソーラーパネルを開いて置いておけば勝手にバッテリーを充電して常にフル充電状態にしておいてくれます。
更にこの「SOUL Solar Scroll」の良い所は重さがたった300gしかない所です。
ですから日常的に持ち歩いても重さ的にも大きさ的には邪魔になると言う事はありませんし、もしハイキングやトレッキングに行く際にはパネルを目一杯出してバックパックに引っ掛けておけば自然と追加充電してくれています。
そしてこのCIGS太陽電池パネルは非常に柔軟で、完全に二つ折りにされると流石にパターンが切れてしまって発電できなくなりますが、バックパックに広げてぶら下げた状態で風に煽られてバタバタと暴れたとしても回路的には何ら影響はありませんのでご安心下さい。
なお、詳細をお知りになりたい方は下記URLをご覧ください。
https://www.kickstarter.com/projects/1018909710/soul-solar-scroll-the-ultimate-solar-charger
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